九月十三日

 大きな何かが飛んでいく音がして、昼になる。

「間に合うの?」

「さっきの鳥が伝えてくれてるから大丈夫」

 飛ばなかったら昼が来なくて、間に合わない心配をする必要がなかったんじゃない、とは言えない私は慌てて荷物を詰めていく。

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