第49話 体力測定⑪ 東京 大阪 北海道


握力

東京 三〇キロ

大阪 五〇キロ

「やっぱ体力面はわいの勝ちやな、どうや東京、わいの実力がわかったやろ?」

「あー、はいはい、わかったから声のトーン落とせ、近所迷惑だろ」

 面倒な顔で東京が辟易すると、そこへ北海道が呼びかける。

「おい二人とも」

「「んっ?」」

 上限値である一〇〇キロを越えた握力計を持った北海道が涼しそうな顔で、

「これはどうカウントすればいいんだ?」

「「規格外!!?」」

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