第7話 二人の顔が

「「なにこれ?」」

 二人は動画編集中にそう言った。

 動画の最後の二人が映る場面に、二人の顔が歪んでいるものである。

 それは、不気味である。

 アキラとヒロコは人影がチラチラと現実に見えている。

 ヒロコが泣きそうな表情である。

 アキラは誰かの目線を感じる。

 ドッ、ドッ、ドッ、ドッ、ドッ、ドッ。

 アキラの心臓の音。

 どうしよう?

 アキラはゾッとしている。

 心霊系のユーチューバーなんて、怖くて仕方がない、そうアキラは考えている。

 その時だった。

 大量の青白い手がアキラとヒロコにどこからともなく襲いかかってきた。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る