第3話
いやぁ、実は思ったよりこの話題ネタが無いのではと思い始めてしまった次第です……、
それでも、自分には解決せねばいけない話題があります。
我々の見る漫画は女性差別になっているのではないか、と。
特にそれを積極的にしている漫画家の方も多々見受けられます。前回説明した通り、レイプしたり、洗脳したり、するものは完全にアウトでしょう。また、絵面としてはよろしいのかもしれませんが、あなた無しではダメ、といったセリフが女性の服従を極端に表現している例があります。便器だとか、男がいうのはもちろん、本人が自称しても麗しくないし、これは明らかに女性を差別する意図があるでしょう。
しかし、その属性を排除したものも勿論ありますね。自分が紹介するのはこの類のものにするつもりです。自分は少し極端かもしれませんが、男が服従するのはいいと思ってしまうのです。自分が服従したい、その性癖が思考に及んでいることはありうる話ですが。でも、アッシー、みつぐ(貢)くんとかいったかつてのものも良いとは思いません。この二つはバブルくらいのときの女性への追っかけの名前です。ちょっと色気見せるだけであそこまで送ってくれるアシ(人型タクシー)、と私をキャバ嬢だと思ってせっせと贈り物をしてくれるみつぐくんですね。同様にメッシーもあったかな?
それはおいといて、私達は明らかに女性の人格を無視して鑑賞物として自分の行為を行ってる訳で……
ここで何が女性への侮辱に当たるか、というと、その鑑賞において結論が排泄行為になる物理的な汚れ、あと、女性が物的な消費対象になっている点の二点ですね。
どっちもまずそうですが、前者は、生物学的な繁栄を求めるための神聖な行為と言えば実は合理化できます。
問題は後者ですね。女性が物的な消費対象になるというのは、まあ、女性の容姿が……とか女性の性格が……とか女性の発言が……とか色々私達はそこから刺激を頂いている訳でして。ただ、これもあと一段階分解する必要があります。
相手の人格の尊重ですね。昔に中村真一郎という小説家がいたんですが、今から主張することによると、彼がその目標になります。彼の発言ですが、
「語らいは二人で気持ちの高揚を求めるべきだ」
『愛と美の文学』で確かそんなことを言いました。
ここに尽きます。
あの行為に関しては、プラトンに言わせれば「何かがもの足りない二つの原子同士が、限りない接近の中でイオン結晶のような完全体を目指そうとするもの」(この当時イオンとかの考えはありませんが、分かりやすいのでこれを用いました。電子が一つ足りないClと、電子が一つ余っているNa。この結合によってそれぞれの最外殻電子が満たされた美しい状態になります。)ですので、寄り添えば差別とは言い難いでしょう。行為自体に問題があるとは言えないでしょう。どっちが重なるときに上にいるとか、そういうのも、別に天と地に地位の違いはありませんから気にしないでいいでしょう。
ただ、どこをもって伴侶の人格を無視すると言うのかですね。自分が聞いている曲で『一番近い他人』という題名の曲もありますし、「なぜだかいま一番近くにいるはずのあなたが最も心が遠い場所にいるような気がする」そういう歌詞は割と多いです。二人の関係が、与えるもの、得るものとなればそれは二人は近くして遠い人間になるでしょうね。中村氏はこれを避けようとしたそうですね。
これは現実空間では可能でしょうが、二次元でやるのはなんか形が可笑しいように感じます。その点では歪んでいます。だがこれだけで女性による嫌悪に繋がるでしょうかね?
ただ、呆けたことに、大切な点を忘れていましたね。普通に恥部を映してる点です。もちろん、文章による執拗な描写もですね。いや、執拗じゃなくても、胸をはだけてみせるという言葉だけでも女性にしたら自分がしているようで嫌な気持ちにもなることもあるでしょう。また、聞くことには女性の漫画家の方もいらっしゃることでしょうが、一般女性の意思で恥部の公開を許している訳ではないので、無理だ、という。
これはどちらも同じことです。『GTO』で、女子三人にパンツ脱がされてマーカーペンで下腹部に落書きされた少年がいましたが、あれを見たときの気持ちは、そういう描写を見た女性の気持ちではないですかね? となる訳で、アウトなんですよ。
じゃあ女子はBL見てるじゃないか、はまた間違った指摘になります。腐女子様は似た作品を見ているという意味でもしかしたら味方になってくれるかもしれませんが、そうではない一般女性様がいるでしょう……つまり性的な芸術をただ与えることしかしていない立場の方にはフェアじゃないです。これに関しては腐女子様方が増えても、イヤだという人が一人でもいたらどうしようもないことなのです。
この二点は解消が難しい話です。というか自分の負けを認めて「自分があまりいい立場ではないという」有罪判決を読者である方は受けないといけない話です。
ですが……僕は今日も見て寝ます。その気で書いたんです!(開き直り)
ではもう全くお色気がなかった話になり、しかもあまり景気のいい話にはまとまりませんでしたが、漫画家の紹介をして締めましょうか。
[リンクは削除されました]
様です。この人は全く違うアプローチをする方ですね。男を作品に出さないという。ただ女性同士が楽しくなっているという。つまり、作品の内容としては、男性が女性を絶対に差別することがない構図になります。これを紹介したブログが[リンクは削除されました]というところなのですが、ジャンル分けには普通に、百合、レズビアンと書いています。そうすると……今度は性的マイノリティーの方に対して失礼では、となりそうなんですが、自分はこの御方の書き方はものすごい良いと思う身なのです。
では、失礼いたします。この作品に関しては、夜に勉強が早く切り上げられてなおかつその気になった時に書きます。たぶん女性問題のネタは尽きたんですが……これを更新していたら読者様がもっとよろしい作品を教えて下さるのであれば全然続けます。どちらにせよ、ものすごい不定期でしょう。
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