2/23 洋楽について書くか

 僕がこのカクヨムでも音楽界隈にあるあるの風を吹かせられないのは、洋楽が嫌いなのがかなりあると思います。Daft Punkが流行りだから、とか言っても僕は嫌いですし。別に絵が嫌いな訳じゃない。純粋に音楽が。

 フラストレーションの半殺し。これに付きます。どこまで行っても、逝かない。シモの表現を使いましたが、正直、これです。大丈夫です、詩でも恍惚のあまり逝ってる人いましたから。サビがないことがどれだけ辛いか。なぜかメジャーな方では誰も指摘しませんがね。

 それがとても気持ち悪い限りで。あ、別に僕はざまぁがしたい訳ではないです。そこまでの性格ではないです。BSSだ? 慢心ですよ、人様をモノとしか思ってない傲慢です。そこはいいんですよ一旦。僕は上げて落とすを人生のうちに何度か経験してそれこそ何度も病みましたが、それでも波はあってしかるものでしょう。

 ケとハレだとかですかね。日本のサビにはなれないコーラスはサビというには偽物でしかありませんよ。軍歌だとか勇ましい物を地の歌いに少しまぜてやるという発想がいいんですよね。

 ちなみに大抵の恨みがサビがないことです。Aメロと伴奏はまあまあ良いから、もしかしたらあれにサビの切り貼りすれば結構自作しなくてもいい曲はできると思うのに、やらない。まあ、そりゃそうですよね。いや、こういうことに気付くことがイノベーションってやつですか。ならいいかもです。やるしかないのか……。

 あと少しあるのが、洋楽のシリアスがシリアスじゃ無すぎる点。小手先の技術を使わないで、素で感動的な歌を歌おうとするけれども、それがどうしてか心に響かない。Let It Goは良かった気がしますが、なぜだか。比較対象が、辛島美登里の『さよならにかえて』ですかね。こっちは古風というか、クラシカルに簡素に歌っているけれども、響くものがあります。まあ、やはりこれもサビに帰結する話ですね。岡本真夜の『Alone』のサビとかはまさに泣きですから。こういう泣きを演出することも洋楽はしない。


 また、これはちょっとサビから離れますが、韻を踏みたがる点と、アクセント型発声のせいで歌いづらい点。これは言語的な特徴になります。

 例えば、日本語の「しらんぷり」を英語圏の人は「Sit down,please.」に聞こえると言います(コナン)。また厳密に英語の発音にすれば、「シッ、ラン、プリ(ズ)」になると思います。単語が独立してしまうため、どうしても伸ばして歌いにくいのです。まあできるとは思いますがね。

 いや、やっぱりそれはちと偏見ですね。『第9』みれば普通に伸ばして歌ってますし。あ、でも、一応このアクセントに依存する話は合ってると思います。オフコースが、『Endless Nights』と『たそがれ』という二曲を歌っているのですが、これ外国の作曲家かなんかとコラボした曲で、同じメロディを日英両方で歌っているんですよね。ちなみに歌詞は多分全く違います。もちろん小田和正が英語が苦手な可能性もありますが、発声に如実な差があるはずです。実はこれだと『Endless Nights』の方が好きです。『たそがれ』は間延びしすぎてて。でも、ロングトーンを上手く出せて表現しやすいのは日本語ではないか、と思うんですよ。「Endless nights」と、「愛は、たそ、がれ」だと全く表現の幅が異なります。

 大体これくらいになりますかね。では、今回のテーマを終わらせて、閑話に入ります。



 僕のこの語りには常に時代遅れ、退廃的との誹りがつきまといますがね。そこはあれですね……。別に僕は強制しないからあなたも強制してはいけない、という言い訳になります。まあ現実に古いです。80s,90sの邦楽を中心において、00s,10sのゲーム音楽を聞いていますから。しかも、年輩者を常に敬うかというと違って、父の流す音楽が嫌いでしてね。植村花菜とかという。なんか甘ったれたものを聞いてるな、と目を背けます。また、普通に親世代はゲームなんて無い、もしくはまだ8-bitに留まっていた時代で、僕のゲーソンの方はあちらも普通に敬遠してますし。

 更に、僕が好きなゲーソンは、アニソンでもリズムゲーとも距離を置いていますし、若者にすれば時代遅れになる02-14年くらいの作品だからなんかすごい孤立するものでしてね。また、プレステを知らず、ゼル伝もやらず。

 二つの趣向が正反対でかつ両方マイナー路線に走った結果、ほぼ誰とも片方でも趣味が合わなくなるという。しかも、他の趣味も散乱してますから、趣味の近い友達を作るのはほぼ諦めていました。彼に出会えたのは本当に奇跡ですよ。


 そういえば、また、前に、国家国旗法制定の時に問題になったようですが、国旗掲揚より国家斉唱が屈辱だと言う人がいたんですよね。というのも、国旗は見なければ良いけれども、耳は簡単に塞げず、しかも自分が自発的に歌わなくてはならない。その愛国心ある(?)歌詞を(暗いと言われて軍部に嫌われた過去がありますが)。

 ですから、音楽は結構ストレスになりやすいので、人と部屋にいるときに音楽をかけるときは細心の注意を払わねば。


 今回は沢山書けましたかね。では、オマケに入ります。僕の趣味紹介がここだけに限られてしまったのは少し悲しい話ですね。ではでは

aiko『愛の病』

です。

 メンヘラという言葉が出る前だけれども、間違えなくメンヘラな曲です。歌詞がアウトそうですが、(シモではなく、僕のルール的に)甘ったるくないのでアリです。イントロが音割れしたやつがもっといい。あと、低速再生するカセットだともっといい。素の音源も持ってますが、この曲と、アルバム『桜の木の下に』はカセットが一番いいですね。ただこないだ、巻取りでミスが起こったので、死なないでくれっ。僕の中で一番好きなロックな気がします。

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