第4話
「これは酷い状態だな。ではこれから治療をはじめる」
「よろしくお願いします先生」
そしてナタイア先生は彼に
「はい治療は終わった。やれるだけの事はやった・・・。後は彼の生命力にかけるしかないな」
「ありがとうございました、ナタイア先生。私は彼が助かると信じています」
「ああ。マリンが彼のそばにいて信じて祈っていれば、マリンの思いが彼にも伝わるかも知れんからな。彼が目覚めたら夜中でもいいから俺に知らせてくれ、すぐに診てやるから」
「はい」
「じゃあ俺は帰るな」
「お見送りしますナタイア先生」
「いや見送りはいらない。彼のそばにいてやってくれ」
「わかりました」
「では良い知らせを待っているからなマリン」
そしてナタイア先生は帰って行った・・・。
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