第2話

この世界は大きく3つに別れる。

「天界」天使が住む世界

「魔界」悪魔が住む世界

「人間界」人間が住む世界


私が住む世界は天界。

天使が住む世界で私は産まれ先日17歳になった。


「お母さんちょっと川に散歩行ってきます」


「ええ、マリン気をつけて行ってらっしゃい」


そして私は川辺をルンルン気分で散歩していた。


うん人かしら?


背中に黒い綺麗な羽根がある男性が傷だらけで道に倒れていた・・・。


見た感じ20歳くらいだと思う。


よく羽根を見てみると羽根の上半分が黒くて、下半分が白かった。


この人悪魔よね?


でも悪魔は羽根全体が黒いはずなんだけど・・・。


この人は違う。こんな悪魔もいるのかしら?


でもどうして悪魔が天界にいるの?


結界があるから天使以外は天界に入れないはずなのに。


あとで誰かに聞こう。


傷だらけで今にも死んでしまいそうだから助けるのが先よね!!


こんな時は天使とか悪魔とか人間とか気にしてる場合じゃないし。


みんな同じ命なんだから・・・。


「あなた大丈夫ですか?」と彼に声を掛けた。


「・・・」


意識がないみたいね。この傷じゃ無理もないわ・・・。


近くに私の秘密の小屋があるから、そこに彼を運ばないと。


そして私は彼を小屋に運んでベットに寝かせた。


ふぅ、やっぱり男の人って重いわね・・・。


早くお医者さん呼んで診てもらわないと。


でも悪魔を診察してくれる天使のお医者さんっているのかな?


私が思い浮かぶのは、ただ一人ナタイア先生しかいなかった。


ダメ元で頼んでみよう・・・。


そして私は急いでナタイア先生の診察所へ向かった・・・。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る