第3話

そして光が消え、ふと鏡を見てみると私は13歳くらいの少女になっていた・・・。


「マロンなの?」と真結ちゃんが呟く


「うんマロンだよ真結ちゃん」


「マロンが人間の女の子になったよ、ねぇママパパ」


「ええ、こんな事が起こるなんて・・・驚いたわ」


「あのね・・・神様が私の願いを叶えてくれたみたい」


「神様が?」


「うん。私ね、もうすぐ天国行くの。それでね天国に行く前にママとパパ、真結ちゃんに伝えたいことがあって神様に願ったの・・・一日だけでいいから私を人間に変えて下さいって。そう思ったら、神様が私を人間に変身させてくれた。神様ありがとう」


「マロン天国に行っちゃうんだね」


「うん・・・真結ちゃん。

ママとパパ、真結ちゃん今まで私をいっぱい愛してくれてありがとう。マロンはここの家族になれてすごく幸せだったよ。虹の橋でみんなの事待ってるね。あっ!でもあまり早くマロンのところに来ちゃダメだからね!長生きして、今よりもっともっと幸せになってねママパパ、真結ちゃん虹の橋でずっーと見てるから」


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る