第17話
「カリヤ、なんか元気ないじゃんどうしたの」
「ううん、なんでもない」
ミレイの指摘に心臓がバクバクとなった。サリーが怖いなんて本人に言ったら今すぐにでも人形に変えられてしまうだろう、
「無理しないでね」
「うん、じゃあもう寝ようかな」
「お休みなさい」
みんなに言い訳をして自室に戻った。一人になった途端不安が押し寄せた。大好きな人がそんな事を、僕もこのままだと人形になるのではないか、人形ってどんな感じなのだろう、何にも感じないのかはたまた辛くて仕方ないのではないか。
「サリーと距離を作ろう」
それが一番の対処法だ。
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