　こういう話を知っているだろうか？もしも昆虫が人間と同じくらいの大きさ、もしくは、象くらいの大きさになれたら、地球最強の生物である…という話。勿論、象くらいの昆虫なんていないし、全く意味がない話なのかも知れない。ただ、昆虫の体重あたりに発揮する力などを考えていくと、そういう話になるらしい。小さな蟻が運んでいるモノも我々から見たら、小さなモノだが、蟻と比べてみると、大きく見える…そういう話だ。

　こういう話を知っているだろうか？もしも、人間の【松茸】が、スペースシャトルくらいの大きさがあれば、【八艘飛び】をした瞬間に大気圏を突破出来る。勿論、人類のサイズを考えれば、スペースシャトルの大きさの【松茸】なんて、存在しない。ただ、先に述べた昆虫の話と同じで、【松茸】には、その力を秘めている…という話だ。地球上の【松茸】をずらりと観た時に、馬や象、鯨の【松茸】は、人間の【松茸】より大きい。だが、身体長と【松茸】長を比べた時、身長に対する【松茸】長の割合は、人類がずば抜けて高い。正に、霊長類と言える。

　ここまで極端で、さらに空想を交えなくても【力士】諸君は【松茸】、【ガッツ】、【八艘飛び】の力というのは、体験した事がある思う。例えば、【ガッツ】が障子を突き破ったという有名な話もある。いいもんを食べた夜に【どすこい独り相撲】をすると、【番付表】3枚を【八艘飛び】が突き破る事もある。初めて【どすこい独り相撲】をした時に、それが畳【どすこい独り相撲】であったために、畳に焦げ跡が出来て、座布団で隠した…という体験談もある。

　【松茸】と、【ガッツ】と、【八艘飛び】には、絶大な力と可能性がある。とある高名なロケット工学者は、初めて【どすこい独り相撲】をした後に、「十分に大きな【松茸】が用意出来れば、地球人類は、太陽系から脱出できる。」ともらしたそうだ。話題が話題なだけに、その名言は世に出る事はなかった。勿論、そのような【松茸】が出現する訳はなかったからなのだが…井の頭公園のテニスコートの傍から、そのロケット工学者が夢見た【松茸】、人類を太陽系の外に誘う【松茸】が発見された。

　そこは、元々、小ライスくらいに、地面がボコっとしている所だった。たまに、そこに座り込む女性の姿が目撃されていたが、近年のパワースポットブームの影響で、「安産祈願の地」と認定され、近年では、多くの女性が出っ張った地面に参拝をしていた。そこには、赤黒い、しかしツヤツヤした岩が露出されており、大きな岩が埋まっていると想像されていたのだが、ある日、近所に住むイタズラ坊主が、その岩を掘り起こそうと、周りの土を払い始めた事で、その全容が明らかとなる事になった。発掘するにはあまりに大きく、地表近くの面積でも、8000畳を越えるという。超音波調査などにより、井の頭公園の地下には、巨大な【松茸】が埋まっている事が明らかになった。人類史上最大の、いや、地球史上最大の【松茸】である事から、ソレは、『地球【松茸】』と名付けられた。

　まだ、調査の段階だが、地球【松茸】は、組成こそ生物のそれとは違うが、海【横綱】綿状の構造も確認されており、条件さえ揃えば、【八艘飛び】も可能だと考えられている。十分に大きな【松茸】が用意出来れば、地球人類は、太陽系から脱出できる。今は亡きロケット工学者の言葉が、現実となった。地球【松茸】の起動（【ガッツ】）は、今も研究が進められている。今までだましだまし活躍してきた（ラジオの深夜番組のゲストなど）【どすこい独り相撲力士】達も、プロジェクトに参加し、【どすこい独り相撲】界隈が活発となって来ている。【どすこい独り相撲】が人類を救う日は近い。

　…ただ、懸念されるのは、全国的に広がりつつある【相撲浪漫】マンガ等の燃料規制であったり、野外での【どすこい独り相撲】の禁止条例などである。本当に【どすこい独り相撲】、【八艘飛び】が必要となった時に、それが出来なくなるのではないか？と考えてしまうのは、杞憂であろうか。

【はてなグループで「DATE: 01/06/2011」に公開していたモノをコンプライアンスに準じて修正しました。】