最期のやるべきこと…

2022年3月23日の朝になりました。


昨日も結局、1週間で済ませようと思っていた業務の半分を無理して進めた為、朝は急激な不安感がありました。


ただ、説明すると諸々と長くなるので割愛しますが、私の住む佐賀県には正直、何もありません。自治体は一生懸命に都市化を進めようとしていますが、佐賀で普通に家族を持って生活できる方の職業は「公務員」、「自動車関連工場勤務」、「建設会社」、あとは介護福祉系がギリギリ位でしょうか…。つまり根本的に職業選択の幅が狭いので、都市部にいくしかないのです。更に残念なことに物流の効率化の為、周りにいる「自動車関連工場勤務」の大半の方の勤務先が物流が良い都市部に工場が移転してしまい、単身赴任をしている人が、ここ数年で各段に増えました。私の親類も近所のお父さん方も大半も単身赴任して、佐賀にはいません。


こんな佐賀県を無理やり都市化しようと頑張っても、職業の選択の幅が狭いのですから、若い方が残る訳がないのです。それよりも、この自然豊かな立地条件でなおかつ、若者達がやりたい仕事を佐賀で出来る様にしてあげたいと考えていました。その手始めが私が代表を務める会社です。

ですが、若者よりも高齢者比率が高く、県民性の為か否定または理解していたくことが非常に少ないのです。佐賀の特産品や観光地をキャラクターやアニメ、特産品で紹介して盛り上げたい…。それが最初の計画でした…。そして、起業しては20年にはなりますが、この会社をして9年…。

この事業を続けても、母体も少なく高齢者ばかりの佐賀県で足掻いても、成長は難しいと感じる様になってのです。


過去、かなりの数の方から、「佐賀をでて福岡や東京を舞台に事業を展開した方が良いよ」と何度も言われました。グリコ、森永、ソフトバンクほかにも、佐賀ではなく佐賀を出て成功した著名な創業者の方が沢山います。佐賀はそんな場所なんです。昔からある保守的な会社が、自分達の保守的なやり方を守るために、若い新しい思想を数で潰しにかかってきます。そして、潰されるか大きな都市に移転した会社も少なくありません…。同郷の者として申し訳ないですが、みんなが同じではないのも分かりますが、圧倒的にそういう人が多いのです。正直、私が鬱病になった原因も元はそのような思想の方々から潰されました。


私的な事ですが、3人の子供を持つ親です。その子供達や周りにいる子に負の遺産だけを残すだけ残して自分はサヨウナラは正直、愚の骨頂です。できれば、子供たちに佐賀という地を好きでいてもらいたい…。そして、可能なら佐賀で生まれ佐賀で生きて欲しいと思ったのです。佐賀は無理して都市化にしなくていい。あるものを有効に使い、職業選択の幅を広げたい…。どうすればよいのか…。これは鬱病になる前から考えていた事でした…。「サガンパー」事業を始める事で都市では体験できない佐賀の自然を楽しんでもらうこと…。それは少しだけですが1歩進みました…。では、この場で生活する為の場をどのように提供できるのか…。若い人たちが佐賀で楽しく働ける産業はないのか?


9年考えてでた答えが佐賀県に世界一のゲーム会社を作るという答えでした。ただ、自動車産業のように流通がどうのも関係ない。別に地価の高い都市で作らなくてもできる。クリエイターが集中して作業できる豊かな自然環境…。あと必要なのは、それを可能にする人材と資金が必要です。

それをどうするべきか…そう考えた時に私の子供たちの友人や周りの父兄さんが、不登校になり引きこもりになって将来が見えない…。自閉症やほかにも精神障害などの子が働く場所がない…という話を良く聞く様になりました。


そして、私自身が自身の身で鬱病になり、色々と調べて、そういう不登校や引きこもりの子、自閉症や後天的に精神障害になった方々は1つの事や好きな事に対して、凄い集中力や素晴らしい物を生み出す事(イラストを描く、音楽が作れる、プログラムができるetc…)ができる事を、実際に支援をしている団体を運営されている方々と、以前からの知り合いの方ではあったのですが、改めて詳しくその話を聞き、連絡するようになり知る事ができました。


そして、現実はそういう才能がありながらも、才能を発揮できる仕事には就くことも出来ず、A型やB型、企業の障害者枠雇用という3つの道しかほぼ選択肢がないこともしりました。

ほぼないと書いているのは、「一般就労」…つまり健常者の方と同じ仕事をすることという選択も一応含まれているからです。

ですが、その一般就労の壁が1番高く、先ずは入れない、入ったとしても長くは続かない…。それが現実だということでした…。

そして、その話を聞いて、私とその団体を運営されている方の中で、お互いに欠けていたピースが繋がりました。


ゲーム会社、アニメ会社、それを佐賀で出来るのでは…。最初は資金的に援助や支援をしてもらう上で就労施設という形で小さな規模知れませんが、才能あるみんなが、それぞれの得意分野で1つものを作り、この自然豊かな佐賀で産業する事で大きな企業に成長するかも…。それができるのではないかという結論になりました。


その為の基礎作り、つまり事業計画書にしばらく時間をかけるかと思います。鬱病なもので人前にはでては今は難しいですが、表立ったことは団体の方が色々、回ってくださることになりました。

最初は、団体の方もゲームの課金は…どうも…という話もありましたが、逆転の発想で考えて、これは課金ではなく、引きこもりや自閉症の方、障害者の方の就労の為の支援金や寄付金と考えれば良いとお伝えしました。課金=悪ではなく、課金=支援と寄付。であると。

仕事も在宅ででき、胸を貼って最先端の仕事(一般就労)をしていると胸が張れると…。


私もアラフィフなので、この事業が実現できるとしても、相当な長期スパンが必要だと思っています。そして、これが私のできる最後の大きな仕事になるかと思うのです。


皆さん、良ければ是非、応援や支援をしていただけませんか。今、不登校の子、引きこもりの子が以前と比べても、非常に増えているそうです。その子供たちの未来と、佐賀を佐賀らしいままで新しい産業を作るために…。


これで本日の鬱病経過日記を〆たいと思います。

明日は今日よりも心と身体が癒えますように…。万事物事がうまく進みますように!

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