11人目 終わりの始まり

文自体は短めですがセリフ多めの物語故改行祭りでかなり量が多めに見えると思います...皆さま先に言わせてもらいますがあけましておめでとうございます!今年もよろしくお願いします!

あと4000pvありがとうございます!...ではっ!


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今日は12月31日!


まぁ今年もいろいろあった年だった。


思い返せば【ここはこうすれば...】とか【この時のおかげで...】というものが次々と出てくる。


今年の余韻に浸っているとスマホから通知音が聞こえた。


《おーいもーすぐ新年だからリーモトで忘年会でもしようぜ》


同僚の市川 七海からだった。


どうせ一人寂しく過ごすよりも同僚と話している方が楽しいのかもしれない。


《いいよ...teamsでよろしく》


いつも会社で使っているリモートのアプリを開き通話ボタンを押す。


「あーもしもしー?」


「せんはぁい...おそいいっすよぉお」


こいつ...もうたらふく飲んでる...


「はぁ...切っていいか?」


「それでも切らないヒロかっけぇ...ひーろーだー」


「はぁ...もう疲れた...」


「私ねぇ!!ヒロにいいたいことあんだあああああ」


「はぁ?...言いたいことあんなら酔いを覚ませ...」


「いいじゃんよぉ...聞いとけよお...」


「最近さぁ?同僚の山下に告られてさぁ...あの性格クソなあいつにさぁ...もういやになるわぁぁ...」


山下とはまぁ...女たらしの性格クソだ...あいつにどれだけ仕事押し付けられたか...忌々しい。


「それはドンマイだな...まぁ忘年会だし忘れておこw」


「もうさぁぁあぁぁ。。。わたしゃにはおまえしかいないっつーのによお...」


おいおい...言葉使い...ってあれ?こいつとんでもないこと言ってなったか?


「お、おい...お前今なんつった?」


「だぁかぁらぁ...わたしゃはひろのことがぁぁぁ...すきなんだっつーのー」


...これ告白なの?


「はぁ...酔ったなら早く水飲んで寝ろ...聞かなかったことにしといてやる...」


「はぁぁ?わたしゃの乙女な心をこわさんといてぇぇぇえ!!!」


「あーもぉうるせぇ...こんなうるせえ告白でオッケーすんのは山下くらいだぞ?」


「はぁ?...こちとら酒飲まねえとやってらんねーじゃぼけあ」


...こいつかなり酒癖やべえ。


「はぁ...お酒に飲まれるやつあまり好きじゃないんだけどな...」


「...水飲んでくる。」


「行動はっやw」


そういって七海は水を飲みに行った。


「はぁ...告ったけどさぁ...オッケーってなる?」


「...うーん保留ってあり?」


「保留した場合はあの手この手で惚れさせる」


「うぉ...ほぉ...なるほど...やってみろってんだい」


「ん?...それはおっけーのことでいいね?」


画面に見える彼女はとても悪に染まっている顔をしているきがした。


「お前...なんかもくろんでるな?」


「あたりまえじゃん...お前以外愛せないんだからお前が私を好きになってくれないと困るし...ひろがオッケーしたんだからいいよね?」


なぜだろう...酒を飲んでいるのに体がブルっとなる...なんだこれは...


「まぁいいや...」


そういっていったん考えるのを止めた。


このことが後々人生を変えることになるとは思わずに...



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《職場にて》


「おーいひろー?あけおめー!」


おぉ...ちょっと気にしていた七海さんじゃないですか。


「よっ...あけおめ!」


「今日夜私の家来ない?」


「あー...別にいいぜ...ここで俺の好感度決まりまっせ。」


「別にそんなの関係ないけど...」


「ん?なんか言った?」


「いやなんでもない...まぁ一緒に帰ろうか」


「おけよっと」



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《そうして今日のノルマを終えて一緒に彼女の家に行っている。》


「ひろは今日何食べたい?」


「あー...から揚げ食べたい。」


「いいねえ...私も食べたいね」


「スーパー寄ってから帰る?」


「いや...素材はあるから大丈夫だよ...あとお酒もね!!」


「お前マジで酒好きだな...」


「でもひろはもっともっと大好きだよ」


「...ちょっときゅんとなった」


「ひろのキュンげっつ!」


そんなたわいのない(俺的には内心ハラハラしながら)話をしながら話している...あれ?これ完全にバカップルのやっていることじゃね?


そんなことも思いながら彼女の家に着く。


「ひろくんご到着でーす!」


「お邪魔しまーす」


そんな感じで初の人の家...子供のころから人の家とか行ってないからなんかワクワクする。


「今日でひろ君を完全に堕とすんだもんね~...もう待ったは通用しないよ!!」


「はいはい...できたらね」


そんな言葉が彼女をどんどん狂わせていることに俺は気づけないままだった。


「手洗いして待っててください。」


「ありがと」


そういって手洗いするとコンポタがテーブルの上に置いてあった。


「これ先輩の分です。」


「おぉ...気が利くね...いいじゃん?」


部屋もきれいだし普通にいいと思う。


「へへへぇ...ひろ君そんなこと言ってると食べちゃうぞー!!」


「それは勘弁w」


苦笑いしながら言うと彼女は急に顔を変えて冷たい声で言った。


「ひろ君...それはだめだよ?」


「えっ?」


「ここまで私に我慢させといてそれはないよ...」


そんなことを言っているうちにだんだん眠気が襲ってくる...


「まさか...」


「ひろ君...君はこれで完全に堕とすから...覚悟しといてね❤」


「あ...Zzz」


そのまま寝てしまった。


この時にはすでに獲物が蜘蛛の巣にかかった状態である。


「ひろ君...愛してるよ...」


彼女は引き出しからこれでもかというほどの薬を出し彼に飲ましていく。


「はは...はははは...108個飲ませればひろ君から悪いのが消えるね...これからも一年だけじゃなくて一生よろしくね...ダーリン❤」




______________________________________


~To be continued~

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