第85話 愛美のその後・・・ (8)

「どうしたんだ?」

「あたし・・・。どうすれば良いか解らない」


愛美は、状況を説明した。

愛美のご両親が、愛美のお金を使い込んだ・・・。


それは・・・。


「難しいなぁ。それは・・・。

 他に頼る人はいないの?」

「うん。いない」


愛美は泣き出してしまった。

僕は、その姿を見て、茫然としていた。


可哀そうだと思うけど・・・。

これ以上は・・・。

僕も助ける事ができない。

だって、責任が取れないし・・・。


少しして、愛美は泣き止んだ。


「今は、何をしているの?」

「事務の派遣で働いている」


「自立はできているの?」

「それは・・・。

 給料が安くて・・・。

 独り暮らしをしたいと思ったけど、生活が厳しいから・・・。

 中古のマンションを買ってそこに住めば良いかなぁって」


「まだ、3,000万円ぐらいはあるんだよね」

「うん」


「逆に考えるしかないね。

 松永から3,000万円もらった。

 それで家を買おうって」

「そうか・・・。まだ、3,000万円あるもんね」


「あとは、今まで迷惑かけてきたから、3,000万円はあげたと思えば・・・」

「そういう考え方もあるね。

 信長は、すごいね。

 あたしが馬鹿だったんだけど・・・。

 やり直せないよね」


もしかしたら、浅井さんと別れてフリーかもしれないし・・・。


「そうだね。ごめんね。それはできない」

「そうだよね。信長に助けられてばかりでごめんね」


やっぱり、ダメか・・・。


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武田信長:大学3年生

 中学1年生から上杉愛美とつきあっていたが・・・。

 文化祭に愛美と別れ、桜美とつきあう事に・・・。

 そして、夜の繁華街に二人で消えて行き噂にはなっているけど、

 まだおっぱいすら触っていないらしい。

 桜美の事を『犯りマン』と言われクラスメイトを張り倒す。

 クリスマスデートでようやくおっぱいを触る事ができる。


上杉愛美:派遣社員

 中学1年生から武田信長とつきあっていたが・・・。

 文化祭の打ち上げで信長から追及され、振られる。

 学校に居づらくなって退学する。

 その後、秀吉に脅されてセフレの関係に・・・。

 秀吉の子供を妊娠し、自殺をしようとした時に信長に助けられる。

 その後、子供は堕胎する。

 

松永秀吉:肉体労働者

 上杉愛美と一緒にホテルから出てくる所を武田信長に目撃される

 そして、文化祭のベストカップルコンテストで優勝するも、その挨拶で

 浅井桜美から別れを言われる。

 隠しているが、女癖は悪い。

 選抜甲子園に出場を決め、準決勝で負ける。

 その後も活躍し、夏の甲子園でも決勝戦まで残る。

 プロ野球からスカウトも来ていて、人生を謳歌していたが、ドラフト会議で複数球団から1位指名直後に警察に任意同行を求められる。


浅井桜美(さくら):大学3年生

 学校で一番人気と言われる美女でスタイルも良いらしい

 おっぱいはGカップ。

 文武両道で学年1位の成績を誇る

 松永秀吉とつきあっていたが、文化祭のベストカップルコンテストで

 優勝し、その挨拶で松永秀吉へ別れを宣言し、信長に告白する。

 そして、夜の繁華街に二人で消えて行き噂にはなっているけど、

 その時は、まだおっぱいすら触らせていなかった。  


朝倉咲良:大学3年生

 浅井桜美の親友

 体格は良くないが、テコンドーの元中学生チャンピオンらしい

 母親が学校の先生をしている

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