第77話 秀吉の誤算 (2)

学校でマスコミの前で1位指名を見ていた。

4球団か・・・。


そんなもんか。


今年は人気選手も多いし。


まぁ、俺が最多の指名数だったからいいや。


そんな事を考えていた時。


警察が・・・。


「松永秀吉。君に任意同行を求める」

「なんでだ!?」


警察官は小さい声で


「上杉愛美さんの件だ。

 君には盗撮や脅迫等の容疑がかかっている。

 おとなしく、任意同行に応じた方が良いと思うが・・・」

「えっ」


どうして、こんな事に・・・。

「否認すれば、逮捕状を・・・。

 この場の人たちにどう見られるか考えれば・・・」


俺は、そう言われると『任意同行』に応じるしかないと思った。

何か言い逃れ方法を考えなければ・・・。


俺は任意同行に応じて警察に行った。


警察での取り調べは、苛烈だった。


嘘で逃げようとしても、証拠が・・・。


愛美の野郎。

あんな音声を残していたなんて・・・。


俺の声紋と一致しているって言うし・・・。


俺のスマホも調べられて・・・。


裏付けがされていく。


こんな事になるとは・・・。


『バカヤロー。お前を勘当する。

 けど、今回だけは弁護士を手配してやる』


両親からは突き放されている。



弁護士にいろいろ確認する。


現状の状況も・・・。


俺がプロ野球選手になる事は絶望的らしい。

俺の計画が・・・。


今後の流れを・・・。


示談交渉が成功すれば、起訴はされない可能性もあるらしい。

けど、今回の状況。

かなり厳しい可能性も・・・。


相手の目的が俺の起訴にあるらしい。

復讐の為に・・・。


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武田信長:高校3年生

 中学1年生から上杉愛美とつきあっていたが・・・。

 文化祭に愛美と別れ、桜美とつきあう事に・・・。

 そして、夜の繁華街に二人で消えて行き噂にはなっているけど、

 まだおっぱいすら触っていないらしい。

 桜美の事を『犯りマン』と言われクラスメイトを張り倒す。

 クリスマスデートでようやくおっぱいを触る事ができる。


上杉愛美:通信高校の生徒

 中学1年生から武田信長とつきあっていたが・・・。

 文化祭の打ち上げで信長から追及され、振られる。

 学校に居づらくなって退学する。

 その後、秀吉に脅されてセフレの関係に・・・。

 秀吉の子供を妊娠し、自殺をしようとした時に・・・。

 

松永秀吉:高校3年生

 上杉愛美と一緒にホテルから出てくる所を武田信長に目撃される

 そして、文化祭のベストカップルコンテストで優勝するも、その挨拶で

 浅井桜美から別れを言われる。

 隠しているが、女癖は悪い。

 選抜甲子園に出場を決め、準決勝で負ける。

 その後も活躍し、夏の甲子園でも決勝戦まで残る。

 プロ野球からスカウトも来ていて、人生を謳歌していたが、ドラフト会議で複数球団から1位指名直後に警察に任意同行を求められる。


浅井桜美(さくら):高校3年生

 学校で一番人気と言われる美女でスタイルも良いらしい

 おっぱいはGカップ。

 文武両道で学年1位の成績を誇る

 松永秀吉とつきあっていたが、文化祭のベストカップルコンテストで

 優勝し、その挨拶で松永秀吉へ別れを宣言し、信長に告白する。

 そして、夜の繁華街に二人で消えて行き噂にはなっているけど、

 その時は、まだおっぱいすら触らせていなかった。  


朝倉咲良:高校3年生

 浅井桜美の親友

 体格は良くないが、テコンドーの元中学生チャンピオンらしい

 母親が学校の先生をしている

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