第22話 信長、復讐のあとで・・・ (2)
絶望の中、助けてくれたのが浅井さんだ。
僕を慰めてくれた。
自分の彼氏も浮気していたのに・・・。
自分も辛いはずなのに・・・。
その頃から、ドンドン距離が近くなっていったんだと思う。
僕も浅井さんに惹かれていたから・・・。
僕は別にカッコいい訳でもない。
浅井さん。才色兼備だし・・・。
僕とは違う。
『格差カップル』
って言われているのも聞いた。
仕方ないよね。
それは・・・。
最終的に、僕は、浅井さんとつきあい始めた。
自分でも驚きが止まらない。
学校では、僕に対して話をしてくる人が増えた。
『陰キャなのに浅井さんと・・・』
『浅井さんとどこまでしたんだ?』
『おっぱいはどうだった?』
などなど・・・。
ずけずけ聞くんじゃない。
ほっといてくれ。
正直な気持ちだ。
僕も触ってみたい。最後までしてみたい。
そんな気持ちはある。
『私、たぶん、結婚するまでセックスできないと思う』
そんな告白も・・・。
なるほど・・・。
だから、松永は浮気したのか・・・。
少し理由が解った気がする。
僕は・・・。
一緒にいるだけで良いの?
わからない。
そういえば、まだ、キスもしていない。
気が動転していたのか・・・。
浅井さんにエスコートされているかのように・・・。
カッコ悪いなぁ。僕・・・。
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武田信長:高校2年生
中学1年生から上杉愛美とつきあっていたが・・・。
文化祭に愛美と別れ、桜美とつきあう事に・・・。
そして、夜の繁華街に二人で消えて行った。
上杉愛美:高校2年生
中学1年生から武田信長とつきあっていたが・・・。
文化祭の打ち上げで信長から追及され、振られる。
松永秀吉:高校2年生
上杉愛美と一緒にホテルから出てくる所を武田信長に目撃される
そして、文化祭のベストカップルコンテストで優勝するも、その挨拶で
浅井桜美から別れを言われる。
浅井桜美(さくら):高校2年生
学校で一番人気と言われる美女でスタイルも良いらしい
文武両道で学年1位の成績を誇る
松永秀吉とつきあっていたが、文化祭のベストカップルコンテストで
優勝し、その挨拶で松永秀吉へ別れを宣言し、信長に告白する。
そして、夜の繁華街に二人で消えて行った。
朝倉咲良:高校2年生
浅井桜美の親友
体格は良くないが、テコンドーの元中学生チャンピオンらしい
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