第8話
亮介さんも退室してふたりきりになり辺りは静かになる。
悠一は普段口数は多い方じゃないけど、今日はやけに静かだ。
「どう?馬子にも衣装、でしょ?」
どうせからかわれるから先に言ってやろうと悠一を見つめなながら投げかける。
「………」
「あれ?悠一?悠ちゃーん……?」
なんか言ってよ、逆にわたし恥ずかしいじゃないか。
下から悠一の顔を覗き込もうとした瞬間、突然ふわりと抱きしめられた。
「…ゆ、いち?」
「一回しか言わねぇぞ。……綺麗だ」
そう言った悠一の顔は今までみたことのない程に紅く照れていた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます