第4話 終末の計画
第4話
「今日は5月14日か。あいつらが討伐に向かうのが明日だな。」
極魔獣の準備をしておかねば、よし。
「パラドクス、極魔獣を放つエリアを伝える。エリアはX159とX310に放て。時間は私が号令を出すからすぐ出せるようにしておけ。」
「了解しました。ですが、極魔獣は何を出しますか?」
確かに極魔獣にはタイプがあるからな。深森の広さ的にNo.7とNo.15がちょうど良いだろうな。よし、
「X159にNo.15、X310にNo.7を出せ。そうだな、
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(さて、召喚するやつも決まったし準備をしておこう。でもクロノス様は不思議な方だ。なぜ自分と融合できるNo.7を出すのだろうか?No.7だけはある条件でしか倒せないからだろうか。まあ、クロノス様がやれと言うならいいが仮に倒されるかも知れないのに。)
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教会の
「フッ!・・ふぅ、なんだ?オルフェウス。」
「ようカリバー。相変わらず1人で鍛錬ばっかしてんのか。」
「ああ、カルラが死んでから相手になる奴が弱すぎるからな。なんならお前が相手するか?」
「いや、やめておくよ。私じゃあんたに敵わない。そうだ、あんたにいい情報を伝えに来たんだ。」
「ほう。なんだ?」
「あんたの相手に相応しい奴がいると言うことだけだ。それにそいつは
(明日の計画のターゲットは確かリュールだったな。あいつはまだ学生の身だろう。それにまだ剣技も未熟だが、俺と対等に戦えるとは思えんな。でもオルフェウスが見たのなら、楽しみにしておこう。)
「ハッハハ。そうか覚えておこう。明日俺は行かんから何か起これば伝えてくれ。」
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エウシュディケ学園の寮にて、
「お父様、明日の準備が出来ました。計画にあるように誘導します。」
「分かった。だが、気をつけろよザザ。勘づかれんようにするのだぞ。」
「はい、お父様。ところで明日放つ極魔獣は何ですか?」
「明日放つのはNo.7とNo.15だ。」
(・・・え?あれ?確かNo.7ってお父様と融合出来たはずなのにな。)
「お父様、お言葉ですがNo.7はお父様と融合出来る数少ない極魔獣ですよね?なぜわざわざ放つのですか?」
「まあ、明日になれば理由がわかる。」
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