同志との交流1(1/5修正)

礼儀作法を無難にこなし(知識をフル動員した結果日本式の礼儀作法でいいことに気づいたため、割とリラックスして臨む事ができた。)

大人達の会談が始まったため子供であるウインターは当然一人になってしまう。

そんな時に自分と同じくらいの歳の子(前世の記憶の記憶によるとジェーンビクトリア伯爵令嬢)からこう話しかけられた。

「勇者はどこにいるか。」と。

それに対してウインターは「勇者はまだ勇者の力が覚醒していないはずだ。」と言った。

「え、どういうこと!」とビクトリア嬢は言った。

ウインター「もしかしてお前も転生者か?だったら教えるが。」

ビクトリア嬢「そうね。もってことはあなたも転生者なんですか?」

ウインター「ああ、気づいたらウインターの体になってた。

ひょっとしてお前このゲームの2作目しかプレイしてなかったのか?

だとすれば勇者がまだ覚醒していないことを知ってないのも納得する。」

ビクトリア嬢「あの作品、あれ二作目だったんですか。

やけにストーリーが違うと思ってたんですけど。

アイテムの価値って変動してるんですか?」

ウインター「いや、ミランでは全くアイテムの価格は変わってなかったが価値は多分一部(エリクサーや珍しいスキル書など)のアイテムは上がってると思うぜ。」

ビクトリア嬢「やっぱりエリクサー得るのに必要なアイテム全部魔の森(魔族領と人族領の境目)だったから死に戻りができたゲームの中は兎も角現実になったら行きたくないですよ。

あれは死にますよ、普通に。」

ウインター「そういえば魔の森じゃなくてもエリクサーの原材料取れてた。

      エルフ領で一定以上好感度が上がることで貰えるユグドラシルの葉、教会本部にいる聖女に頼めば(有名になっていれば)無料で貰える聖水。

この二つだけしか使わなかったら確定でエリクサー(極み)になるんだよ。」

ビクトリア嬢「嘘、知らなかったんですけど。

攻略サイトには全く載ってなかったんですけど。

なんぜその情報を知ってるんですか?」

ウインター「攻略サイトに載ってないのも、無理は無いと思う。

      なぜなら原材料全て集めてからじゃないとエリクサーできないと思い込んでる人意外と多いんだよね。

2周目やった時に教会の本部行ったら普通に無料で聖水貰えたし、エルフ領行ってもすんなりユグドラシルの葉貰えたから仕様なのか、それともバグなのかは知らないけど実績とか好感度は引き継ぎされるから一周目以降はイージーモードになってるんだよ。

ちなみに俺はRTAした後199周は少なくともしてたから200周はしたってことか。

そういえば両方とも達成した時実績に最速クリア者と最多周回者が追加されてた。」

ビクトリア嬢「1周しかしてなかったんで知らなかったです。

そろそろお開きにしますか。」

ウインター「ああ、そうしよう。じゃあな。」

ビクトリア嬢「さようなら。」

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