再会
ひらり
第1話 プロローグ
モヤモヤしたものが自分の中であふれそうになる
もう何年も前の
ずっとずっとまえのこと
それでもまだいまだに自分の中では消化できずにいて
消化できていないからこそ誰にも言えないことが
余計に自分を追い詰めた
どうしようもないことで
だれにもどうもできないこと
そしてだれも立ち入ってはいけない領域で
自分でさえ本当に触れていいのかわからない
そんなもやもやだった
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