マリアの自己紹介(最初の頃に「あらすじ」に使用していた文面です)

 私はマリア=セレシア、17歳。


 超名門貴族あーんど超スーパーウルトラお金持ちなセレシア侯爵家でお姫さまとして生まれ、蝶よ花よと育てられた誰もが羨む超上級で勝ち組な女の子なの。


 いわゆるスーパーセレブっていうのかな?


 そんな私が好きなのは、他人の不幸や苦労を見ること。


 特に貧乏人が苦労して苦労してもがき苦しむのを、真っ赤な薔薇の花を浮かべたミルクのお風呂で、国一番のネイルアーティストに爪のお手入れをしてもらいながら見下ろす――って感じのが大好物なんだよね。


 でもでもぉ、そういうピンポイントでズドンな不幸って、なかなかどうして落ちてないのよねぇ。


 あ、そうだ!

 だったら私が貧乏人たちをさらなる不幸に陥れればいいんじゃない?

 さすが私ってば超スーパーセレブだわ、なんて頭がいいのかしら!


 ちなみに。

 私が嫌いなものは美少女全般だ。


 特に天然素材のナチュラルボーン美少女は、ほんとうに大大大大大っ嫌い!


 だって私が必死にエステしてお化粧して着飾って。

 それはもう手間と暇とお金をふんだんにかけにかけて、ようやっと「上の下」に滑り込めるかどうかだって言うのに。


 天然美少女ときたら生まれた時から美少女カーストの最上位にいるんだもん!


 そんなの許せる!?

 私はそんなの絶対に許せない!

 むかつくむかつくむかつくーー!!


 あ、あとね、イケメンがカレシの女の子も許せない!

 これはみんなも分かるでしょ?

 友だちのカレシがイケメンだとすごくむかつくよね(笑)


 というわけで。


 最近の私は美少女や貧乏人を不幸に陥れるべく、セレシア家の絶大なる権力やお金を使って、一生懸命足を引っ張ってやろうと日々奮闘しているんだけれど。

 なぜだかぜんぜん上手くいかないの……。


 ねぇねぇそこのあなた。

 ちょうどいいわ。


 参考程度にちょっとあなたの意見を聞かせてくれないかしら?

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