第107話 Destiny Number 7 真理を追求すること
使命は「真理を追求すること」。
わからなかったり、疑問に思ったりしたことを、突き詰めてとことん考えたり調べたり分析したりして、答えへたどり着こうとします。「なぜそうなるのか」理屈や理由をわかるまで調べ尽くし、その過程が楽しいと感じられるのも特徴です。
まだ誰にも知られていない知識を掘り起こし、独自の理論を確立できたときに、たまらない興奮を覚えるのです。
自説を他人に伝えるときは言葉に注意しましょう。怒らせたり不快にしたりすることがあり、しかもそうしたことに自分では気づかないのです。
探求したい問題も多様。「人」「生き物」「機械」「コンピュータ」「地理」「歴史」「化学」「天体」「物理」など、さまざまな分野で、自分の探究心を生かそうとします。そして見出したものは専門知識となってその道のプロフェッショナル、エキスパートとして世の人々に発信されて後世に伝えられていくのです。
追究するテーマは人生でひとつか、多くてもふたつ。失敗や絶望、怒りなどがきっかけともなります。どうしてこうなったのか、何が原因なのかを、深く理解しようとすることから一歩を踏み出すことも。
「知りたい」欲求は「生きたい」ことと同じ重みを持ちます。欲求に従ったとき、本当の「ディスティニー」が動き出すでしょう。しかし、真実を究明していく道の先には、失望が待っていることも。それを魂の成長の機会と捉えることが、もうひとつの使命と言えるかもしれません。
質の高いものを好む「目利き」です。まがいものや低品質のものを見抜き、排除します。真実を見抜く力がこだわりに結びついています。
新しい環境や状況に慣れるまでに時間がかかるほうです。段取りが明確で、あらかじめ定まっていることであれば抵抗なく、腰を据えてじっくりと取り組めます。しかし、そもそも段取りの存在しない事柄や、いきなり情勢が変わってしまう、想定外の出来事への対処には困惑しがち。どんなことでもじっくりと時間をかけて噛み砕き、自分になじませていくためです。突発的な事態にも応じられる柔軟性が課題です。
強い信念を持つと寛大さが生まれてきます。それを多くの人に役立てましょう。
■適職、天職
どんなジャンルでも深く物事を考え、研究熱心なので、専門的な情報や知識を提供できます。
ひとつのことを突き詰めていくには、周囲に雑音があるような環境は適しません。ひとりでじっくり考えたいのに、意見されたり、あれもこれもこなさなければならないような慌ただしい職場では、持ち前の集中力が続かないでしょう。
考えること自体が仕事として成り立つような職業が向いています。
たとえば、研究職や専門職などの真理を突き詰めていく仕事や、チームではなくひとりで取り組める体制の職場が理想でしょう。
「知識を人々に伝える」役割がある割には、生徒に囲まれる学校の先生などにはあまり向いていないかも。同じ「先生」でも、研究を続ける大学教授や、哲学を書にしたためる作家ならば問題はないでしょう。
〈職種例〉探究心が刺激される仕事。研究職。学者。教授。歴史家。科学。医師。精神分析医。リサーチ業。探偵業。哲学者。神秘学者。占星術師。占い業。ジャーナリスト。最も鋭い観察力を活かしてひとりで取り組める仕事。作家。農業。エンジニア。技術者。専門家。
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