数秘術の世界

第105話 Destiny Number ５ 自由を追い求めて勇気を与える

　使命は「自由を追い求めて人々に勇気を与えること」。

　安定しているのも悪くないのですが、さらなる進歩を求めるには、やはり変化が不可欠です。マンネリともいえる安定した状況に一石を投じます。

　人が躊躇することでも勇気を奮って飛び込まなければなりません。「自由」にはつねに責任が伴い、「変化」は往々にしてリスクを伴います。自分の中にある制限と弱い心を取り払い、直感と本能に従って人生を切り開くのです。

　自身の可能性を信じてチャレンジし続けながら自由に生きる姿は人々を魅了し、「私も頑張ろう」と生きる勇気を与えます。

　型破りなので、たどった道のりは山あり谷あり。苦難の日々もあったはず。さまざまな変化を経て成長した経験談は、多くの人に勇気を与えるでしょう。

　エネルギッシュで元気に満ちあふれています。それだけに、反動で現実逃避たとえばセックス、ドラッグ、酒、旅や仕事などに走ることも。祝い事やイベントなども率先してやります。外の世界を見たいと旅もします。美しくするのが好きで、パーティーのデコレーションをやらせたらダントツです。

　ミステリアスなものを暴くことも大好きです。つねに忙しくして、無理でない程度にあちこちと飛びまわってエネルギーを発散してください。

　聞き手にとって魅力的な表現者です。豊富な語彙と優れた五感を駆使し、わかりやすく説明してくれます。機知に富むので、聞く側に合わせてたとえや説明を巧みに補います。

　言葉を駆使するのが得意でないと思っている人は、言葉以外の発信方法を模索してください。自分の得意な分野から探るのです。きっと思いが伝わり、心を動かすでしょう。

　将来の夢はいつか仕事を辞めて世界中を旅したい。旅先で出会う人と友だちの輪を広げたい。あらゆる山を制覇したい。そんな冒険心をつねづね抱きながら、日常を送っているのかも。

　「変化」を起こすときの瞬発力には目を見張るものがありますが、ルーチン化して面白みに欠けてくると、途端に飽きたり面倒になったりする傾向が。少々忍耐力に欠ける傾向があります。

　衝動に駆られたら労を惜しみませんが、そうではないことは先延ばしにしがち。周囲の人から「無責任だ」とか「考えがコロコロ変わる」などと言われたら、身を引き締めましょう。

　とはいえ、日常に満足していては使命をまっとうできません。わき起こる衝動を「変化」への原動力として、世のとらわれを払拭していってください。

■適職、天職

　自由な精神をたいせつにするので、ひとつのことに縛られるのはもってのほか。おそらく一生同じ会社で同じ仕事を繰り返すような真似は難しいはず。

　冒険家や俳優のように「変化する」仕事である場合は、ひとつのことを続けられますが、そういった職に出会うまでには、少なくとも複数のアルバイトやパートタイマーなどを経験しているはず。順応性が高いので、転職による苦痛はさほど感じません。むしろ刺激のないルーチンワークを続けるほうが、拷問に近い苦痛を感じるでしょう。

　地位や名誉にこだわるタイプではなく、どちらかというと世俗的なことに興味を惹かれる傾向があります。職業を選ぶ際も「自由にできそうか」「収入はよさそうか」「面白そうな人にたくさん出会えそうか」といった要件のほうに意識が向かいがちです。

　自身の可能性を試せる会社への転職を繰り返したり、興味が高じて起業したり、ひとつの場所に留まることなく、場所を変えながら仕事をする人もいるでしょう。同じ会社にいても、職種を替えたり、かかわる人が変わったりする流動的な場所を好みます。

〈職種例〉得意先や相手が変わる仕事。営業職。接客業。スポーツ関係。広告・マスコミ関係。ロマンがある仕事。旅行業界。冒険家。アルピニスト。変化の多い仕事。俳優。タレント。エンターテイナー。演出家。クリエイター。