第3話 コエ。 〜2001年5月某日〜
何も言わずに
だって、今までメールしてたもの。
どうしてだろう。
本当に急に、声がききたくなったの。
おかしいよね。
でも、声が聞けてよかった。
変わらない、優しい声。
すごく、ドキドキした。
こっちから電話したのに、声を聞けたら急に頭が真っ白。
何を話せばいいのかわからなくなって、黙り込む。
そんな私のことを心配してくれた、優しいあなたの声に、なきそうになって。
「あぁ。やっぱり私はこの人が好きなんだ」
と、改めて思った。
……私のわがまま、聞いてくれてありがとう。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます