第15話遭遇
準備をして魔物を見つけるために初めて通ったあの森へ行くナノハ達。ちなみに今回の参加者は
ナノハ、デーテル、その部下5人に怪我をした時の処置として衛兵さんのイシュラーさんの計8人だ。部下達には一日がかりということもあって食料ならなんやらを持ってもらっている。
「よし、森に着いたようだな。そういえばこの森にはどんな魔物がいるんだ?」
「この森にいるのはケラトローラビット、マジックウルフ、ハングリーベアー、シプティードラゴンが主に住んでいます。特徴はケラトローラビットは大きな角を持ちそれで攻撃してきます。マジックウルフはそれぞれの個体が魔法を放ってきます。使う魔法も個体で違いますし、基本1匹だけで行動しますが稀に群れでいるのもいますし注意が必要ですね。ハングリーベアーは恐ろしく攻撃力が高いですが知能が著しく低いですね。ただいつもお腹を空かせているので戦うとなれば自分が死ぬか相手を食らうかのふたつしかないと思ってください。シプティードラゴンは一応ドラゴンの仲間としてされていますがドラゴン種の中では最弱クラスですね。しかし、やはりドラゴン種ということで攻撃力も知能も高いですので注意しなければいけません。まあ、群れでなんているところは見たことがありませんので困ったら私がお助けします。」
厄介な魔物もいたんだな。…出会ったのがハングリーベアーだけで良かったぁ〜
「あとは魔物という訳ではありませんがこの森のどこかに霊獣たちの村があると言われています。」
「霊獣?他と何が違うんだ?」
「そうですね、普通の獣は本能のままに動きますが、霊獣はかなり知性が高く人を模した姿にもなれます。なんなら人の言葉を理解しますし、しゃべれます。霊獣自体が大変珍しいとされていますし、会うとなったらかなりの豪運でしょう。」
霊獣か、まあとりあえず魔物を狩っていこう!
「む?近くにマジックウルフがいるようですね。このマジックウルフかなり強い部類に入りますね。それともうひとつ不思議な反応があります。なんでしょうね、マジックウルフとは別のようなので襲われている可能性が高いですね。」
部下の1人がこういった
「不思議な反応?どういうことだ?」
「はい、魔王様。この森で狩りをして初めて出会う反応なのです。もしや先程話されていた霊獣の可能性もありますね。」
「うーん。不思議な反応とやらが気になるしそこへ急いで行ってみよう。先に俺とデーテルが行こう。そのまま追いついてきてくれ。」
足の速さで言えば俺とデーテルさんが早いので先に行かせてもらおう。
「分かりました!ご武運を。」
よし、着いたぞ。たしかに狼みたいな奴と白いトラみたいなやつがいるな。
「?!あれは……!」
ん?あの白いトラに心当たりがあるのか?もしやさっきの霊獣だったり?急いで助けないと。
グァァァァァァァァ!!!!!
「おっとこれは氷か、うわっ!今度は炎がきやがった。2つ持つこともあんのかよ。」
どうやらこれから食べようとした時に邪魔をされて怒っているらしい。
「デーテル!俺は能力を使って奴を撃退するからお前はあいつを保護しろ!」
「わ、分かりました!」
めずらしくデーテルさんは驚いているな。そんなに珍しいのか。
「まずはお前だ!《強欲の化身》」
唱えた瞬間先程の化身が出てきた。……名前付ければ良かったな。後でつけよう。
「よし、グリード(仮名)あの魔法を打ってくるやつを倒せ!」
グギャアアアアァァァァァァ!!!!
魔法をものともせずに突っ込んでいきそのままマジックウルフの首筋に牙を入れそのまま食らった。するとグリード(仮名)は先程のマジックウルフへと変貌した。
「そういう事か!お前は倒した相手に変身することが出来るのか流石だな!」
褒められてすごい誇らしげなグリード(仮名)。狼の姿なのだろうか可愛く見える。そしてこいつはそのままグリードと名ずけよう。
「ありがとな!また頼むぞ!」
グワッ!っと任せろって感じでグリードは吠えそのまま消えていった。なるほど、時間制限はあるとしたらかなり長いようだな。それに途中で退場させることもできる。ピンチになったら引っ込めよう。
「デーテル。そっちはどうだ?」
「はい、追いついたイシュラーに治療をさせています。ところでとんでもない者を見つけましたね。豪運どころじゃないですよ?」
「ん?まあたしかに言ったそばから霊獣を見つけるの……」
「違います。」
「…………へ?」
「この者は神獣です。」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
というわけで神獣参戦!学校がないっていいね。テストの結果酷かったけど。
お読み下さりありがとうございます!
是非、評価等をしてください!喜びます。
拙い文章ですが精一杯頑張りますのでよろしくお願いしますm(_ _)m
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