第6話 魔王さま

「んッん〜、ここは、どこだ?いや、ちょっと待って違うな。ん゛ッん゛ッ〜、知らない天井だ。ふっ決まったぜ。」


「お主は何をしておるのじゃ?」


「うおぉ〜!君誰?迷子?お母さんいるかな?」


「子供扱いするなたわけ!これでも200歳は生きとるわ!」


「え、意外だな〜。というかここどこ?」


「はあ、ここは魔王城じゃ。お主をここまで運んだのもワシじゃぞ?感謝せい。」


「あーはいはい、感謝してるしてる。」


「全然感謝しておらんじゃろ…。はあ、まあよいわ、お主、名をなんと言う。」


「名前か?名前は、七葉春斗だ。」


「ナノハか、よろしく頼むぞ。ちなみにわしの名は第五階位魔王ヘスティアじゃ。」


ん?第五階位?魔王ってそんなにいるのか?というかこの子魔王なのかよ。めっちゃ態度失礼じゃん。


「なるほど、魔王様でしたか、ちなみに他に魔王様は何人ほど?」


「…魔王はわしを含めて5人じゃ」


「ほほぅ、つまり魔王の中で最弱か!」


「ええい言葉を選ばんか!仕方ないじゃろ、魔王の中でわしがいちばん若いんじゃから」


「それに加えて見た目も幼女と」


「だまれぇ〜!貴様〜さっきからふざけたことをぬかしおって。捻り潰すぞ?」


「ヒェッ、もうしません。ゴメンナサイ」


「分かればいいんじゃよ」


これ以上からかうのはやめておこう。


********************


「ところでお主は一体どうやってハングリーベアを倒したのじゃ?あやつは一筋縄ではいかんぞ?」


「まあ、神様から貰った能力で実験がてら、、、その反動で倒れたけども。」


「なるほどな、その力の名やどのような力かおしえてもらっても?」


「力の名は今回は強欲、全体を指すなら七つの大罪だな、強欲の能力としては相手が死ぬまで相手の『力』を半分奪うのと、相手の欲を極限まで上げるやつの2つだな」


「なるほど、なかなか厄介じゃな。して、なぜ倒れたのじゃ?」


「相手の力を奪ったのはいいんだが、倒したら元に戻るのをしらなくてな、疲れて倒れてたんだよ。」


「お主もなかなか間抜けじゃな。」


「うるさいわい。そういう魔王さまはなんでなんなとこにいたんだよ?」


「ただの散歩じゃ」


「散歩なのかよ」


なんとも言えない理由だな、そうおもっていると、


「して、お主はこれからどうするのじゃ?ワシに協力するならある程度助けてやらんことも無いぞ?」


「具体的にはどのようなことを?」


「そうじゃな、我らは魔王軍と呼ばれることがあって、人間の国があるんじゃが、今そこと戦争が始まりそうなんじゃよ。その手伝いをしてもらえれば良い。」


「え〜、痛いのも死ぬのも嫌なんだが、、、」


「大丈夫じゃ。お主は意外と強いんじゃからそんな簡単には死にはせん。なんならまだ戦争も始まる気配はないしお主の特訓に手伝ってやろう。」


「え、え〜」


こうして地獄の特訓が始まった。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


ちなみにキツすぎて何度も倒れたとか倒れてないとか、



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