140字小説集

白浜 台与

第1話 不信心者

この世に言葉が跋扈するようになってから誰の言うことも信じられず


この世の誰も彼もが主張し出してから誰の行いも信じられず


もはや信じるに価するものがこの世には無いので私は祈ることをやめました。


或る司祭の述懐

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