モヨウハゼとして登録されている配列にスジハゼの配列が混じっている

スジハゼは従来、スジハゼAタイプ、Bタイプ、Cタイプと呼ばれており、学名はAcentrogobius pflaumii が与えられていた。


これが、(詳細は省くが)3種に分かれる事が判明し、それぞれ


Aタイプ→標準和名ツマグロスジハゼ、学名Acentrogobius sp.

Bタイプ→標準和名スジハゼ、学名Acentrogobius virgatulus

Cタイプ→標準和名モヨウハゼ、学名Acentrogobius pflaumii


となった(Matsui et al., 2012)。この時、モヨウハゼは学名が変わらなかったため、Acentrogobius pflaumiiとして登録されている配列には3種が混同されていた頃に登録された配列が混じっているのだと思う。DNAデータバンクからデータをダウンロードして研究に使う時には注意が必要。

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