(参加作品その19)紫草の君に捧ぐ恋の歌 (みなもと十華様)

   

『紫草の君に捧ぐ恋の歌』

https://kakuyomu.jp/works/16816700428239552599



(私からの一言)

 話の展開だけを箇条書きにするならば、とてもありがちな物語です。描かれている出来事の中には、私が短編小説で使ったことのあるイベントもありました。

 しかし、この作品にとって重要なのは話の展開などではない。それをいかに文章で綴っていくか、という点でしょう。

 おかしな例え話かもしれませんが、同じ食材を使っても素人と一流のシェフとでは全く違う料理が出来上がる、というのを見せられた気がします。

 それに加えて、武蔵野の和歌を引用して物語に重ねている点も、角川武蔵野文学賞の応募作品としては素晴らしく感じました。

   

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る