第10話 爪切って、爪が身体に馴染むまで

 足はそうでもないのだけど、私の場合は、手の指の爪を切ってしばらくは、切ったことによる爽快感のようなものと、いかにも切りました、という感触が、半々ぐらいずつあるのです。

 いやあ、何とも言えん感触、なのですけどね。

 あ、ラーメンは基本、スープも残さず「完食」ね。

 その代わり、「間食」は基本しておりません、ってことで。


 直近では私、今週の水曜日の朝に爪を切って、今ちょうど土曜の未明。

 爪を切って、おおむね70時間近くが経過したことになります。

 切ったが故の何とも言えない感触は、ほぼなくなりました。

 ちょうどいい感じで、爪が、身体になじんでいます。

 こうなるまでに、おおよそ2日前後、たいていは、かかるのです。


 そういうことまで意識が回ったことは、この50年少々の人生の中、まったくといっていいほどなかった・・・、はずです。

 ただ、爪を切った後のあの違和感ともつかぬ感触は、確かに、感じてはいたと思う。でも、それをわざわざ表現したりすることなんて、なかったからね。

 ただ、深爪でもしてしまえば、話は、別としますけど。


 切って整えられた爪の感触が馴染むにしたがって、なんか、調子がよくなってきたような感じがするのも、この爪切りを購入して以降、顕著になりました。

 体にいい爪切りという売出し方法も、あるかもしれんね。

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