家出をしてみた.3

「大丈夫だよ、ちょっと寝ぼけてたみたい」

「ならいいんだい」

笑いながら言うと、そんなふうに言われた。

「それより桃、今日は塾にまだ行かなくていいのかい」

楓とご飯を用意していたら、意外な言葉を言われた。

「じゅく?きょう、あったkあるわ何時からやっけ」

「関西弁になってるぞww」

「桃ねえ、早くご飯食べようよ」

待って待って、今日塾あるのにこの時間はやばいと思う。テーブルの上の時計を見ると8:45となっていた。


「蓮、お母さんは?」

スマホで予定を確認するのとご飯を食べるのを同時にしながら連に聞くと

「母さんなら日曜恒例のウォーキングに行ってるぞ」

「蓮にい、楓もう少しでプール行く時間だよ」

「そうだな。用意をしておいで。桃、遅刻しないようにな」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る