第48話 ここは〇〇の街です

 中世時代は識字率が低いため、公示人という職業が存在しました。領主や商店の依頼で街道に立ち、新しい法や新商品を口頭で告知します。街の名士が務める公的な立場であり、勇者に街の名を宣言する名誉も担いました。



 あるいは街の名を告げるのは見習いの仕事とする方が自然かな。経験と信用を重ねると「昨夜、街外れの祠で何か光ってたよ」みたいな重要イベントに繋がる台詞が許されるようになります。なお公示人は実在の職業です。

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