第12話 アイテム
僕が渡した壺を鑑定士がアイテムボックスに入れる。そして一度目を閉じて言った。「おめでとう、この壺は上級に分類されたよ」 やったぞついに作品のランクが上がった。返却された壺は僕が作ったのじゃなかったけど。
同アイテムは99個までまとめられる世界。製品の規格化という概念が早くに生まれそう。不良品は自動的に弾いてくれるし。最上位の壺は"誰々の壺"と制作者名付きのユニークアイテム扱いに。輸送費は高くつくけど。
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