ラテン語独学日記
虛篤学憜雜斎
きっかけ
先日、映画を見た。
アガサ・クリスティ原作、ケネス・ブラナー監督作品の
「オリエント急行殺人事件」。
作中で英語、フランス語、ドイツ語を自然に使いこなしていたエルキュール・ポアロがかっこよかった。
僕もあんな風にフランス語を流暢に話せるようになりたいと思ったが、
ただフランス語を勉強し始めたとしても1月後には本棚で埃の冠を戴く教科書を増やすだけだと思う。
そこで有名ながら学習者が少ないものの、
フランス語や英語、その他ヨーロッパ諸言語の理解が深まりそうなラテン語を勉強してみようと思い立った。
キャリアアップや難解な哲学書を読みたいがために勉強するのではなく、
ただ「かっこいいから」という漠然としたイメージで勉強し続けられるかはわからない。
なので一応目標というものを立てておこうと思う。
ラテン語独習の最終的な目標は、
「たまたま日本を訪れたローマ・カトリック教会の枢機卿が道で何かを落としたときに、
「失礼、落とされましたよ!」と咄嗟にラテン語で呼びかけられるようになる」
ということにしておこう。
または、ラテン語の碑文を読んだときに
「読める、読めるぞっ!」と言えるようになるでもいいな。
とにかく最終的にフランス語を学ぶつもりで、
ラテン語という通らなくても問題ない近道(廻り道?)を通っていく様を
日記・備忘録的に記していくのが『ラテン語独学日記』である。
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