(二)-22
その後も、ウリをしてネットカフェに泊まったり、掲示板を見て連絡してきた男性の家に泊まったりして過ごした。
そして二週間ほど前、棚倉裕二という男と知り合った。革のジャンパーを着て髪を金色に染めていた。金色の下品なネックレスを見せびらかすように、胸の開いたタンクトップを着ていた。
他の男と同様、恵美里は棚倉にも体を許した。ただ、この男は他の男とは違って、経験豊富で上手だった。それだけではなかった。棚倉は、もっと気持ちよくなるクスリがあると、教えてくれた。合法ドラッグだと言っていた。そのクスリを飲み物に混ぜて飲むと、気持ちが晴れた。何もかもがどうでも良くなった。そして何より、セックスをすると最高に気持ちよかった。
(続く)
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