(二)-18
面倒くさい作業ではあったが、せっかくだから張り切って掃除を始めた。しかし、そのとき吐き気がした。さっきまでは何ともなかったのに、収まりのつかない吐き気で、トイレに駆け込んだ。
その後、部屋で寝ていた。帰宅した和尚は心配してくれたが、恵美里は「なんでもない」と言ってごまかした。
翌日は、起きたときから一日中気持ち悪かった。和尚の精進料理は正直美味しくなかったけど、体にはやさしかったらしく、それを食べると気持ちの悪さは軽減した。それでも吐き気の波がときどきやってきて、トイレに駆け込んだりした。そうして本堂の掃除を少しずつしていった。
(続く)
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます