第328話 息抜き投稿しにやってきたの巻

 昨日は大好きなビール断ちをして、今日は朝から子供を学校に送り、リビングの掃除をして洗濯をこなし、さらにはお風呂掃除までした、本日。


 朝からずぅ〜とずぅ〜と執筆中の小説の続きを書いていた。それはそれは、もうずぅ〜とずぅ〜と書いていた。


 物語は最終章手前。もう十六万字も書いているから、そろそろシメに入ってるつもりなのだが。なの、だが……。


 ううう。思い描く展開に持っていくためソファに横になり妄想してはパソコンに向かい、書き綴ること六千字。「ちょっと待て、このままの流れでいくとあかんくない?」と気づいて、四千字ほど消す午後三時。もう子供が帰ってくる時間になってしまった。でもそこは心を鬼にしてっ!


「お母さんまだ今日一話も更新できてないからテレビ禁止! 鼻歌禁止! ピアノ禁止! で、よろしくお願いします!」と子供に言い放ち、リビングを占領してさらに書き進めること、二千文字。


 時刻は午後六時。そろそろ夕飯を作らねば七時から塾へ行く子供達が困る時間。


「夕飯なんて、考えられないよぉ」呟く私に三番ちゃんは「オムライスでいいよ」と神の一言を!


「なんて素晴らしいメニュー! すぐ作るね!」と、夕飯を作り、なんとか塾に送り届けてまたパソコンと向き合うこと一時間半。


「やっぱ、この流れ、やめよ……」と、本日書いたものを全て消し去った。


 アウアウ。コンテストの締め切りは九月末。そんな、間に合わへんやんと自分の頬をパチンと両手で叩き、「よっしゃあ! 今日はまだ終わらへんで!」と意気込んで、最初から書き進めることしばし。


 高校生の一番ちゃん帰宅で夕飯をまた準備して、「お母さん、今日一話も更新できてへん。最初のとこからばら撒きまくった伏線回収が難しすぎて最後まで辿り着けへん」と弱音を吐く。


「ううう。聞いてくださいお姉さん。わたしゃ、難しいことやっちまいましたよ」なんて愚痴をこぼし、ノンアルコールビールのプルトップを開ける。


「大好きなビールを昨日の夜も呑まずして今日は朝からずぅ〜とずぅ〜と書いてるのに、書いては消しての繰り返しなんすよ」

「呑んでないからダメなんじゃない?」


 まさかの一番ちゃんの言葉にハッとする。


「おま、いま、なんてった?!」

「だからいつも呑んでる人が、呑まないといつもじゃないって思って言ったんだけど。てか、呑み過ぎたお母さんはあかんけどね」


 ぁあ゛あぁぁあ゛あ゛。もう、呑もうかな。今日は考えすぎて脳みそが固まって細胞壁が壊れて分解した状態の脳みそがドロドロ耳の穴から漏れてきそうだもん。


 ——と、いうことで!


 塾のお迎えついでにコンビニに行き、糖質ゼロビールを購入してきました。


 プシュッ! 

 うんうん、いい音と感触だ!


 グビグビっと喉を潤して、はぁっと息を吐く。なんか、息抜きって大事だなぁ。本当はこんな風に息を抜いてては締め切りまでに書ききれないかもしれない。でも、ふっと肩の力が抜けました。


 八月に入ってから「どうせ夏休みは書けないし!」と、太った身体に鞭打つべく糖質制限&筋トレをしていた流れで、今も糖質オフ生活をしてるから、余計に脳味噌がフリーズしてるのかも?! いや、でも、太りすぎた身体の贅肉と体重は順調に四キロほど落ちたし(それでもまだ働いてた頃より四キロ多い)今甘いものに走るのは避けたい。


「てことは、一日の終わりは脳味噌を緩めるべく適度なアルコールで良いのでは?」と、今日のところは思った次第ですが、酔った状態で小説を書くなんてことはここ最近守れている標語の『呑むなら書くな、書くなら呑むな』を破り捨てることになる。


 てなわけで、ほろ酔いも廻らぬうちに久々に妄想日記にやってきました。でも、書いてるうちに胃の腑のあたりがホワァってあったかくなってきたぁ。ああ、この感じ、いいわぁ。


 洗濯機はまわしたし。高校生のお弁当は自家製カラフルパンのサンドイッチでハムとチーズを挟むだけだし。


 もう寝て、脳味噌を休ませようかなと思いました。


 書きかけの物語。最後どこに着地するかは決まってるはずなのに、そこに持って行くための登場人物の動きや、場面場面の切り取り、会話の流れ。進むべく糸口を一歩間違うと、最後に向かうルートが狂ってしまう。いや、間違うというか、物語の時間経過がかかる=文字数が増えるような気がするんです。


 ここまで書いてきたから丁寧に書いていきたいけど、いらんシーンはいらないって思ったり。章立てとか、章の中の「1」とか「2」とか、そういう切り替えを上手に使わなきゃ、ダラダラ書き進めてしまって以前に書いた反省が活かせてないと思ったり。悩む悩む悩む。


「必要な情報を組み込むためには?」って、何気ない会話文まで悩んでしまう。登場人物のたった一言で、ルートが変わっちゃう気がしてしまう。いや、現に、今日はそれでずっと書いたり消したりしてたんですよね。


「くぅ! 小説書くって難しいですね!」


 でも、楽しいし、自分を今生きてるなって思う。考えるって、悩むって、幸せなことかもしれません。


「逃げたくなるけどね! でも、逃げるのは嫌だー!」


 とりあえず、書き始めたことだし、何より、読んでくださる方が一人でもいらっしゃるということが、原動力です! 読んでくださってる皆様、ありがとうございます!


 よし。だから、めげずに頑張ろう!

 難しくても(自分でしたんやん?)やり切るぞ!


 果たして書いてるお話が面白いのかどうかも、自分では分からなくて、苦しいのですが、気合いを入れて!


 今日は高校生のお弁当を仕込んだら早々に寝ようと思いました。


 わお。書いてたらもう今日が終わってしまう!


 てなわけで、皆様、良い夢を!

 お読みいただきありがとうございました!


 明日も一日中向き合うぞ!


 そして、今気づく。


「サンドイッチつくるのに、マヨネーズが、ない?」


 


 


 

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