第287話 冬休みのある日の流れ。

 冬休み、ああ、冬休み、冬休み。


「長すぎるぞ! 冬休みぃ〜〜〜!!!」


 朝起きて、中学生を塾へ送る。洗い物をこなし、片付けて、洗濯物。リビング掃除していたらば、あっという間に昼ごはん。


「お母さん、今日ご飯なに〜? 寿司がいい。寿司食べにいこ、寿司」


「年末年始でお金がいっぱい必要だから、寿司は無理だ。百円でまわっている寿司でも無理だから!」


「じゃあなにがご飯? ご飯、ご飯、ご飯〜!」


「ああああ、残り物!」


 そして昼ごはんでまた出る洗い物。洗う、拭く、片付ける。洗濯を畳み、また出た細かなチリを掃除機で吸い取り、ようやく執筆タイムが来たと思いきや!


「お母さん、友達と映画見にいくから送ってって」


「え? 聞いてないけど」


「言ったよ! こないだいいよって言ってたよ!」


「それはお母さんなにしてる時に聞いた?」


「パソコンで小説書いてる時」


「あああ、そりゃ記憶がないからダメ、そういう時にした約束はなしなし! でも……。なしなんて言えないよね。友達と約束あるんだし。もう! 送ってく! 何時に待ち合わせ?」


「二時に映画館の前だよ」


「もう一時半じゃんか……」


 塾へ行ってる中学生を迎えに行きつつ映画館へ送迎。中学生にご飯を食べさせまた塾へ、ようやく書き始めれるなというところで、映画終了時刻がもうすぐそこに……。


「あああ……。もう、お迎えじゃないか……」


 そうしてやってくる夕飯問題。買い物に行き、適当な夕飯を作り、塾へ行ってる中学生を迎えに行き、みんなでご飯。からーの! また塾へ送迎。台所にはわたしに洗って欲しいと食器達が囁いている。


『はやく洗わなきゃ、カピカピになっちゃうよぉ〜』


 そうだね、そうだね。洗わなきゃね。ご飯粒がお茶碗から取れなくなるもんね。うん、知ってる。知ってるよ、知ってるけどさ……。


「ええい、もう鍋に水張って突っ込んどけ!」


 そして、夜八時。

 

 ようやく集中してパソコンに向かえるぞ! となったところで、パパさんご帰宅連絡。


「え? 今日帰ってこないはずでは?!」


「帰っていっちゃダメなの?」


「いやいや、全然! 嬉しいよ♡  気をつけて帰ってきてね♡」


 ——帰ってきて欲しいよりも、今日は書きたかったんだー!(涙)


 心で叫びながらパパ用のご飯を作る。笑顔でお出迎え、一緒に食卓に座り、テレビでどうでもいいニュースを観て(このニュース、さっき別のチャンネルで見たことね? と思うけど、言わない)塾へ迎えに行き、一日が終わる。いや、終わらない。この後は大人の時間だから——。


 そうして眠る、深夜二時。


「ああ、今日も一文字も書き進めれなかった……」と、寝言で言いながらわたしの一日が終了した。


 最近こんな日が多い、そんな本日も冬休み。

 妄想日記は書けるけど、小説は集中しなくちゃ書けません。


 冬休みは、まだ入り口。

 出口は遥か先。


 なんとか乗り切りたい、お母さんなのでした。


 本日は、妄想のない現実すぎるぼやき日記をお読みいただき誠にありがとうございました。書くことで、少しスッキリいたしました。やはり、キーボードを打ち込むのが好きです。大掃除やら、いろいろやる事はありますが、三時間以上まとまった時間を作るべく! 日常業務をこなしてまいります!


 皆様も、年末何かとお忙しいかと思いますが、ご無理なく良い年をお迎えくださいませ(まだはやい?)






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