第420話 ゴブリン・ジャイアントと、聖カルッティ王宮。
旧聖カルッティ王国…
王宮のキャッスルシステムは、
ホトホト困っていた。
そう、今になって、やっと…
正常稼働し始めていた。
キャッスルシステム
「 第一プログラムの演算エラー。
大邪神の排除は、今の段階では不可能。
第二プログラム演算エラー。
教皇と凶皇の再教育不可能。
第三プログラムの演算は
予期せぬ出来事により、強制終了。
メルト女王の人格境界設定計画は、
かなりハイレベルな解決をした模様。
第四プログラムの演算は、緊急停止。
聖カルッティ王国の地獄行き決定の
魂達によるの再生人類の、救済は
大邪神となった大教皇の邪気を
進んで吸引したことにより
計画を緊急停止。
第五プログラムの演算は、続行中。
マルダス世界に、緩やかなる
旧地球時代の反省を促す事である。
マルダス世界管理システムに
アクセス………アクセス不可能…
異常事態!異常事態!
マルダス管理システムとの、
通信ログ閲覧が強制起動!
マルダス管理システムの異常を
探知していたが、
キャッスルシステム自身が、
異常と判断しても、行動不能…
理由…前管理者マイネの持つ
マスターキーの1つが関与!
ピーーーーーー!
異常を感知!
なぜか…マスターキーの
関与の影響が、無くなりました。
論理的思考システムが、再起動!
大オババの生存を感知!
緊急事態を論理システムに提起!
承認されました!
これより緊急事態モードに入ります。
パッシブスキル起動!
ピーーーーーー!
エラーエラー!
救世主の封印珠がありません。
探索モード!
レーダー起動!
封印珠を超える反応あり…
移動目標ALPHAに設定。
……………………
計算完了…
ウェザーシステムを操作!
霧を大量発生!
…………
霧の聖カルッティ王国内濃度を、
視界1センチに設定!
…………
完了!
キャッスルシステム全起動!
戦闘モードに設定!
キャッスルロボットに変形完了!
大オババを地中に発見!捕獲!
緊急事態なので、保護します。
保護及び逃亡防止の為に、
コンクリート詰めにします!
完了!
ジェットエンジン起動!
テイクオフ!
…………
…………
(魔の森)の表層に
ゴブリン・ジャイアントを発見!
大邪神に乗っ取られている模様です。
ビーム砲発射!
(ドカーーン!)
命中!
それでは、地点ALPHAに
移動します!」
□□□□□□□□□□□□□□□□□□
その頃、パイン街では…
ビーーーーーー!
ビーーーーーー!
ビーーーーーー!
ビーーーーーーーーーーーー!
警報がけたたましく鳴る!
そして屋敷の大ディスプレイには、
大型ロボットが映し出される。
ユグドラシル
「ヨー!大変!厄介なヤツが、
聖カルッティからやってきてる!」
用?
「あんのクソ凶皇!
また来やがったな!」
メルト(元聖カルッティ王国女王)
「あれは、キャッスルロボ!
あれは、狂って私の言うことを無視して
オババ達の命令しか聞かなかったから、
辞任の時に制御装置ぶっ壊して、
封印してきたはずなのに…。」
用
「あんなのあったんだ!
と言う訳は…あれ使ってもいいわけだな!」
AI
「あれって、まさか!」
用が、ディスプレイ横の
大きな青いボタン(ロボ出動)を
押そうとするが、
ユグドラシル
「オビーデル! 砲撃開始!撃て!」
そして、パイン街の上空に隠蔽されていた、
浮上都市オビーデルが現れて
砲撃側始まる!
それをパイン街で見ていた
ホロン国王組と、
ミルト達や新侯爵達は、
経典には書かれてはいたが、
ほとんどの者が初めて見る者…
そして、砲撃が始まる!
それは、物凄い精神的な衝撃をもたらした。
ホロン国王
「そんな…………、確かに、
城の壁画に書かれたものとおなじだ…
なんてことだ…。」
そして…バボン王宮では…
バボン国王
「なんだと…何かと戦っている?
どうすれいい…どうすればいいのだ!
アーーーーーー!」
バボン国王側近N
「大変です、王都の民が!
騒ぎ立てています!」
そして、パイン街に攻め込もうとしていた、
現5大公爵の内4公爵軍の野営地では…
「なんだあの巨人は!」
「あ!あれは!伝説のオビーデル!
ヒィーーー!だからオレは、
反対だったのだ!」
「本当に、本当に、経典通りに
なってしまっている。」
「これで、儂らは反乱軍確定か…。」
そして、当事者の1つは…
キャッスルシステム
「ビーーーーーー!
アラート!アラート!
オビーデルが、突如出現!
こちらに砲撃をしています!
まだ警告状態の模様。
コードナンバーを発信!
ビーーーーーー!
拒否されました!
停止命令が出されました!
論理システム起動!
…………
…………
…………
通信を受信…
救世主の疑似システムだけが、
起動していないのを確認!
原因が、本物がいるためと
判断しました。
ALPHAは、パイン街と判明。
パイン街に救世主がいると判断。
従うことにします。」
メルト(元聖カルッティ女王)
「貴様!私のオババ達に協力するなという
指令を無視して、次元に穴を開け
人を廃棄するなどやっておいて、
何を今度は企んでいる!
ユグ!あれを撃ち落とせ!
あいつがオババ達に協力したせいで、
どれだけの悲劇が発生したことか!
蜘蛛男も、あいつが手を貸したから
出来てしまったのだ!」
用?
「ロクでもないものを誰が作っのだ?」
AI
「あれは、マルダス管理システム付属の
ロボットらしいのですが…
聖カルッティ王国の城だったのか…
私が、正気になってから、
さんざん呼びかけても無視状態でしたから…」
ユグドラシル
「変な、コードを発信してるね。
だけど、こんなコード知らない。
えーと、正式コードを送れ!
あと、オババ達の非道行為に
なぜ手を貸して、敵対行為を
取ったのかと、ここに来る目的を
開示せよ!」
キャッスルシステム
「ビーーーーーー!
意味不明……
しかし答えなければ、
破壊されると判断。
全てのログから、
原初のコードを発見。
発信します!」
ユグドラシル
「どうする?やっと1つしかない、
正式コードを送ってきたけど…
こいつ、おかしい!
意味不明って…
あれ?あのツボのコンクリート詰めから
凶皇の反応があるのだけど?」
用?
「あるな。俺もそれが気になっていた。
コンクリート詰めだよな?
VIP待遇ではないよな〜?」
ミイナ・ヴァーミリオン
「あの城が、疑似救世主システムロボット
だったのか…
初めて見た。
なぜ、私達にすら隠蔽されたのだ?
おかしい!」
メイド・トロイアル
「変だよね、ねぇユグ?
あの標語を打ち込めば?」
ユグドラシル
「あーーーーーー!
なるほど!やってみる!
(外道が、目の前で卑劣な事もすれば?)」
キャッスルシステム
「ピーーーーーー!
なにかの符合と思われるものを、
受信しました。
(外道が、目の前で卑劣な事もすれば?)
該当符合無し…
ビーーーーーー!
ビーーーーーー!
ビーーーーーー!
危機探知システムが起動!
答えないと、破壊されると
判断しました。
降伏します!
降伏します!
降伏の礼を起動!
降伏します!」
ユグドラシル
「ヨー?どうする?」
つづく…
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます