第103話 バボン国王の修羅場
用は、気が重かったけど仕方がないと諦めた境地にいた。
しかし、実は顔が真っ青な人がいた。
バボン国王である。
今、宿では前王も娘もいる。
どうしたらいいのか?
どう挨拶すればいいのか?
前召喚勇者関係者で前王に怒りをもつ者
モンスターの大軍と戦い、SS級S級ダンジョンを攻略する、自称商人。
最近、ポーションや紙などに革命を起こしかなり大金もちになっても、庶民的な生活をして服も食事も庶民な自称商人。
パイン街の失業者は今ゼロ!
国内の病人の大幅な減少の功労者。
密偵などが、調べて浮き彫りになる、恐ろしいほどの、情報収集力!
どうやって、情報を収集しているかいっさい不明!
まるで…
いや、あの聖ボロボーン王国の勇者用呪いを浄化してしまったってことは…
バボン国王・ベジタル
「オレやばくない?」
パイン街商業ギルドマスター ミイナ・ヴァーミリオン
「国王陛下。帝国の勇者達から耳寄りな情報があります。」
ベジタル
「耳寄りな情報?
土下座の練習はしてきたし、剣山とか三角木馬はも受け入れるぞ!
何か、切腹以外にいい謝り方があるのか?」
ミイナ
「はい。焼き土下座らしいです。」
ベジタル
「焼き土下座?」
用の屋敷
AI
「国王が、三角木馬と剣山を用意してました。
あとミイナさんが焼き土下座を提案してましたよ。」
用
「ハァ?やべー!そんなの見たくない!」
ゆみ
「あの変態野郎、三角木馬なんて伝えなくていいのに!
賢者なんて職業なら、用様みたいに生産的な生活に役に立つものを伝えてほしかった。
ハァ~」
用
「ゆみさん、実体化して今日は3人で買い物行こう!
そして国王のいる食堂かレストランでばったり会った作戦で行こう。」
AI
「そうですよね。
すでにどこに行くか調査済みですよ。」
ゆみ
「前王は、平手打ちして大丈夫ですか?」
用
「うん、それでヤバくかったら、3人で国外に逃げよう。」
AI
「ハイ♪」
ゆみ
「そうですよね!ありがとうございます♪」
とある、高級レストランにて
用
「2人だけど」
ウエイター
「申し訳ございません…」
すかさず、用は商業ギルドカードを見せる。
ウエイター
「しっ失礼しました。少しお待ち下さい。」ガクガクブルブル
ゆみ
「すごい効果ですね。♪」
AI
「作戦開始です。♪」
用
「胃が痛くなる予感。」
結果から言うと、用の作戦はうまくいった。
国王は土下座未遂で済んだけど、ゆみさんには頭を下げる事になった。
前王は第3王女によって、青アザにボコボコにされていた状態だったので、ゆみさんが平手打ちを止めた。
ワキあいあいと、第2王子?第3王女とゆみさんがしゃべっている中、用と国王はヒソヒソ話をしていた。
用
「爵位はいりません。元の世界に帰る手段を見つけたい。」
国王
「特権を与えたいけど、制度的に爵位がいるだよ。
なぁ~娘2人の内のどちらか婚約内定でもいいからしてくれ。」
用
「ハァ。王子?のことは…」
国王
「しゃべった事は、聞いている。
国内では公然のヒミツで、国民も知ってる。
バレてないと思ってるのは本人だけだ。男装しているだけの認識だな。」
ガクッ
用
「わかりました。ただ派手にしたくない。
あと、前召喚された者達が元の世界に帰還出来てないのがわかった。
探すのに協力をお願いします。」
国王
「ありがたい、ホロン王国にも同じ対応をお願いしたいが、いいか?」
用
「毒入り食事と、簀巻きがなければ。」
国王
「ブハッ! わかった。伝えておく。」
握手する用と、国王
しゃべりながらも、2人を見る女性3人
ボコボコの状態で簀巻き状態の前王
ホットする用と国王に対して、
実は1番の修羅場だったのはレストランのウエイター達であった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます