第41話 ペルト街反撃戦2
買い物しながら、かなり買った。
ポーションが販売制限されてはいたが、痛み止めがかなり手に入った。
謎のレベルアップ頭痛がやわらぐだけでもありがたい。
そして今、本屋なのだがもちろんマンガとかはない。
今〔スキルの書〕と呼ばれるものが魔法屋と本屋にあるらしいが、ダンジョンのドロップ品なので、あまり出回らず高額なのだが2冊手に入った。
そして、勇者物語大全なる本とスキル百科事典も買った。
印刷技術がないせいか、無茶苦茶高い!
スキルの書一冊が大金貨2枚(スキル内容は開けてスキル獲得まで不明。)
勇者物語大全とスキル大全が各金貨1枚
お会計は日本価格では、402万円!
冷や汗が出たが、必要!必要!と言葉を繰り返す。
錬金術屋では、大鍋とか調合筒(試験管?)などをかなり買った。
錬金台なども、錬金術免許がいるらしいが今は街が戦時なのか、免許証無しで買えた。
ほぼAIさんの買い物リストがマジックリング内で揃ってしまった。
経費? まだワイバーンの報酬が残っている。大丈夫。
まだ時間が有るので、食堂に入りスキル大全を読む。
さっきから視線を感じるんだよな~
つけて来ている奴を確認するためでもあるが、腹が減った。
サラダ大盛りに、パンとパスタ。
うん!なかなか美味しい!
その時、またスキルアナウンスが来たと同時に激頭痛が来る。
反射的に痛み止めを2回分一気に飲む!
痛みで冷や汗が出るが、なんとか耐える。
スキルアナウンス(空間把握スキルと空間魔法が使えるようになりました。)
痛い痛い痛い!
ふらふらになりながらも、南門に向かう。
城門の上から、ターン・モンスターを撃ちまくり、ときどきMP回復エーテルで痛み止めを飲む。
ターン・モンスターが無詠唱で出来るようになって来た。
今では3回に1回は成功するようになった。
そして、光魔法のやり方がだんだんわかってきた。
今は撃ち出すだけであったが、留める事が出来そうである。
ライトセーバーも出来るかもしれないかな?という段階まで来た。
領都方面から、1団がやってくる。
頭がまだ痛いのと、ターン・モンスターの打ち過ぎでフラフラだ。
トーラー総大将一行がペルト街に入った。
「疲れた。ハァハァ。痛い痛い!」
疲労と頭痛の嵐だ。
そんな時に限って、ろくな事がない厄介事がやってくる。
トーラー(スタミナポーション下状態)
「ヒーハー!やっと来たぜ!あの門の上からモンスターを撃っていた奴がミレイが言っていた奴だな。
連れてこい!あってやる!ヒーハー!」
辺境伯 三女ミリ (スタミナポーション下状態)
「ヒャッハー!おい、あの城壁の上からのスキル撃っていた奴を連れてヒャッハー!
わ~たくしの部下にしてやり~ますヒャッハー!。」
「ひー!なんだあれ?
この世界の貴族ってみんなあんな感じなのか?
ヒーハーって、マジで言ってるよ。」
AI
「あれは~強すぎるポーションに肉体がついていってない状態ですね。
オーバーヒート状態です。」
「あんなのに、関わったらどんなに目に合うか!逃げよう!
そうだ!スキルブックオープン!」
スキルアナウンス
(スキルブックが2冊使用されたのが確認されました。
スキル、ワープ及びワープ地点指定が付与され……
ビー!ビー!ビー!
付与するスキル情報が80%以上欠落を確認。
再ダウンロード開始。
アーカイブそのものが探知できません!エラーエ……)
「空間?えーと、誰でもいい!あ~杉谷?しか浮かばん!いいや!」
ここの場所と、杉谷の姿を思い浮かべながら繋げて……
ミリ
「淑女の勘! 逃げるつもりだな! 逃がすかヒャッハー!」
AI
「用様!スキル付与がエラー起こしてます!。
まずいです!中止してください。」
「ひ~捕まると何されるか。」
ミリ
「オラ!」
どん!と体当たりされる用!
用には、自分から透明なチューブが南の空に向かって伸びているイメージで、魔力のトンネルを作り出そうし、掃除機の吸い込まれる感じで移動する様に魔力を思いっきり注ぎ込んでいた。
それが体当たりされて自分に吸込口を設定していたのが、国軍と対峙するコボルトキング軍に思いっきりズレた!
バァーン! 恐ろしい爆発音がしてコボルトキング軍が消え、クレーターが残っていた。
体当たりされた用は頭痛と床に当たる衝撃で気を失う。
AI
「用様~!」
ミリ
「グヘヘ!召し捕ったり~!」
簀巻きにされる用。
ペルト街に辺境伯ミリ姫様のかん高い声がひびいた。
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