第13話 受験生のクリスマスプレゼント

僕がハートのネックレスをプレゼントする。


「このネックレスが僕の気持ちです」

「ありがとう。

 ブランドものだし、高いと思うんだけど・・・。

 いいの?」

「もちろん。

 星華の為に買ったんだし」

「このネックレス・・・。

 ありがとう。

 ・・・。

 けど、このネックレスの込められた意味って知ってる?」


「ハートだから『恋』とか『愛している』だと思うんだけど・・・」

「そうだよね。

 知らないよね。

 このネックレスには・・・

 『心を開いて』

 っていう意味が込められているんだよ」


「えっ。

 そうなんだ。

 そういう意味とは・・・」


「やっぱり。

 絶対知らないと思った。

 私が深読みしすぎだね。

 ごめんね。

 私、ノブに心を開いていると思っていたから・・・」


星華が笑ってる。


「星華が遠慮しているとは思うけど・・・。

 心を開いてないとは思ってないよ。

 独りよがりかもしれないけど・・・」

「良かったー。

 あと、ごめんね。

 私からはプレゼントないの」

「いらないよ。

 いつも感謝してるから」


二人は笑いあった。

そして見つめ合ってキスをした。


「僕、この公園好きなんだ。

 この雰囲気。

 この景色。

 あと、星華とも出会えたし」

「私も好きだよ。

 ノブに出会った時、たまたまこの公園に来たんだ。

 その時がここに来たの初めてだったの。

 そこから始まるこの関係。

 運命を感じるよね」

「うん」


二人で手をつないで散歩した。

寒いクリスマス。

けど、全然寒い感じはなかった。


家に帰って星華からもプレゼントが・・・。

ミニスカサンタのコスプレで・・・。


めっちゃ萌えた。


・・・けど、この日も、一線を越えなかった。


-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-

この作品は、2022年4月以前の作品であり、成年の定義は20歳になります。


真田信繁

高校3年生

趣味は本とアニメ、ドライブ。典型的な陰キャ

高校2年生の夏、事故で両親を亡くす

祖母以外に親族はいないが祖母も亡くなり、天涯孤独

親の職業柄、お金の管理能力や説得、実務能力は超高校級

親が亡くなった時に買ったロト7で人生が変わる

高校生ながら、家を買う

幼馴染の田中めぐみに告白してつきあい始めるが、奥手・・・

半同棲をするも、浮気され、子供ができて別れる

めぐみプロデュースのイメチェンでかっこよくなるが、別れて元の姿に・・・

星華とつきあい、再びかっこよくする

高校3年生になってすぐに免許を取り車を買う

家出した星華を家に招待し、同棲を始め、彼カノの関係となる

星華と一緒のベットで寝る関係となるが、童貞である


預金残高:11億1千万円(1,000万円未満は切り捨て)

愛車:K-OPEN(軽自動車のスポーツカー)



星山星華

高校3年生

今年から転校してきてクラスメイト、人気ランキング2位の美人

陽キャグループに属し、学校では多くの人と話している

親と喧嘩して家出し、信繁の家に泊めてもらい同棲を始め、

彼カノの関係となる

料理が上手

信繁と一緒のベットで寝る関係となるが、処女である

信繁の事を尊敬している



星山権蔵

星山星華の父

真田信繁の事を気に入る



田中めぐみ

元同級生

信繁の幼馴染

勉強も学年でも1桁の優等生

運動神経は悪いが、学校の人気投票で1位で容姿でかわいい

ボン・キュ・ボンでスタイルも良い

陽キャでよく告白もされるという噂だが、彼氏はいなかった

信繁の事がずっと好きだったらしい

今回、めでたく彼カノの関係に・・・そして半同棲を・・・

晴彦と浮気をしてしまい、子供ができて信繁と別れ、退学する

自分の息子に信繁と名付け、育てている



  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る