第4話 家に泊まる
駐車場から2階へ上がる。
「広いリビングだね」
「そうだね。お腹はすいてない?」
「はい。大丈夫です」
その時、星山さんのお腹が小さく鳴った。
真っ赤な顔になっている。
「気を使わなくていいよ。たいしたものがないけど・・・。
冷凍パスタとかで良い」
「はい。ごめんなさい。いろいろありがとうございます。
私にできる事はないですか?」
「冷凍パスタをレンチンして・・・。
それで食べてくれて大丈夫だから。
お皿はその辺のを適当に使って。
あとは、何も気を使わなくていいから。
本当にたいした事は何もしていないから・・・」
「本当にいろいろ、ありがとう」
星山さんに冷凍パスタを渡す。
星山さんは緊張している感じだ。
別に何も気にしなくていいのに・・・。
「良かったら、TVでも見ながら食べて・・・」
僕は3階に上がり、自分の部屋に荷物を置いた。
お風呂を掃除してセットした。
ちょっと念入りに掃除して・・・。
リビングに行くと、星山さんは洗い物をしていた。
「ごちそうさまでした。ありがとうございます」
「はーい。もうすぐ、お風呂沸くから入ってね。
服は元カノのスエットしかないけど、良い?」
「はい。けど、お風呂は家主である真田君から入る方が良いと思います」
「僕は後でいいよ。
先に入って。
洗濯機は自由に使って良いから・・・。
明日も着なければならないものは乾燥機を使って」
「いろいろ、ありがとうございます」
星華はお風呂に入りながら考えた。
なんで真田くんは、こんなに優しいんだろう?
しかも、色欲な感じはなかった。
・・・
だめだめ、お風呂早く出なきゃ。
信繁は、星山さんがお風呂に入っている間に、元カノのめぐみの部屋を片付けた。
とりあえず、星山さんが泊まれるようにしなきゃという思いで・・・。
ゴミ袋2つぐらい出た。
捨てるか捨てないかは別として・・・。
-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-
この作品は、2022年4月以前の作品であり、成年の定義は20歳になります。
真田信繁
高校3年生
趣味は本とアニメ、ドライブ。典型的な陰キャ
高校2年生の夏、事故で両親を亡くす
祖母以外に親族はいないが祖母も亡くなり、天涯孤独
親の職業柄、お金の管理能力は超高校級
親が亡くなった時に買ったロト7で人生が変わる
高校生ながら、家を買う
幼馴染の田中めぐみに告白してつきあい始めるが、奥手・・・
半同棲をするも、浮気され、子供ができて別れる
めぐみプロデュースのイメチェンでかっこよくなるが、別れて元の姿に・・・
高校3年生になってすぐに免許を取り車を買う
家出した星山さんを家に招待する
預金残高:11億1千万円(1,000万円未満は切り捨て)
愛車:K-OPEN(軽自動車のスポーツカー)
星山星華
高校3年生
今年から転校してきてクラスメイト、人気ランキング2位の美人
陽キャグループに属し、学校では多くの人と話しているが
お友達はいないらしく家出し、真田君の家に泊めてもらう
田中めぐみ
元同級生
信繁の幼馴染
勉強も学年でも1桁の優等生
運動神経は悪いが、学校の人気投票で1位で容姿でかわいい
ボン・キュ・ボンでスタイルも良い
陽キャでよく告白もされるという噂だが、彼氏はいなかった
信繁の事がずっと好きだったらしい
今回、めでたく彼カノの関係に・・・そして半同棲を・・・
晴彦と浮気をしてしまい、子供ができて信繁と別れ、退学する
清田晴彦
元同級生
高校2年生ながらプロ注目の野球部のエース
かなりチャラい
めぐみのセックス相手
この件でめぐみの父と殴り合いになり噂に・・・
学校を退学する
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます