第6話 家を見る
不動産会社の人とは現地集合にした。
不動産会社の人は若い僕にびっくりした。
「こんにちは。私、神城不動産の加藤です。真田様でしょうか」
「こんにちは。真田です」
「お若いですね。何歳ですか?」
「17歳です」
「本当に買う事ができるのですか?」
不動産会社の人は疑っている。
まぁ、当たり前だ。
通帳口座には3,000万円移してある。
その通帳を見せた。
「失礼します。ありがとうございます。
すごいですね。
後見人の方がいると思いますが、いかがでしょうか?」
加藤さんは紳士的だ。
「ありがとうございます。
後見人は、祖母になるのですが、問題ないと思います。
早速ですが、見せて下さい」
ビルトイン車庫から見る。
大きい。3台は駐車できそう。
次に玄関に行く。
綺麗だ。
奥にはお風呂とストッカーもある。
お風呂。大きい。
ホテルのお風呂みたい。
ジェットバスや滝のお風呂、サウナもある。
階段を昇って2階へ。大きなリビング。
3階に昇ると6畳の部屋が4部屋。
屋上にはバルコニー。
ここから見る夜景も良さそうだ。
凄く気に入ってしまった。
「加藤さん、気に入りました。お金の事を教えて下さい。」
「こちらが見積書になります」
見積書を見ると200万円ぐらい諸経費でかかるらしい。
「早く決めて頂けるのであれば、登記費用を除いて諸経費込で
3000万円ならなんとかなると思います。
登記は自分でするのも勉強の為に良いと思いますよ」
加藤さんはアドバイスをくれた。
「自分で登記なんてできるんですか?」
「そんなに難しくないですよ。
今回はローンもないので少しでもお金を節約するならそれが一番です。
法務局に行くと、相談にのってもらえます」
「一度、考えさせて下さい。未成年で購入するのに必要なものがあれば、その一覧を下さい」
「わかりました。それでは、良いお返事をお待ちしています」
-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-
この作品は、2022年4月以前の作品であり、成年の定義は20歳になります。
真田信繁
高校2年生
趣味は本とアニメ
高校2年生の夏、事故で両親を亡くす
祖母以外に親族はいない
親の職業柄、お金の管理能力は超高校級
親が亡くなった時に買ったロト7で人生が変わる
預金残高:11億4千万円
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます