第4話 不動産屋に行く

不動産屋に行くと名義変更にもおばあちゃんの捺印がいるとの事。

めんどくさい。


おばあちゃんのところに行く。


「こんにちは。おばあちゃん」

「こんにちは。のぶくん」

「体の調子はどう?」

「まぁ、ぼちぼちやねぇ。悲しくて元気がでないよ

 あの子が先に死ぬなんて・・・」


おばあちゃんは、母親に先立たれてしょぼんとしている。

「仕方ない。それしか言いようがない・・・。

 ひとつ、お願いがあるんだ」

「なんだい」

「引っ越しを考えているんだ。あの家だと広すぎるし・・・」

「そうか。その方がいいかもなぁ」

「僕が未成年だから、印を押して欲しいんだ」

「わかったよ。何か困った事はないかい?」

「ないよ。未成年だから、承認が必要な時ぐらいかなぁ」

「なんでもいいな。助けるけん」

「ありがとう。あんまり長居もできないからまた来るね」

「いつもすまないねぇ。ありがとう」


おばあちゃんとハグをして帰った。


-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-

この作品は、2022年4月以前の作品であり、成年の定義は20歳になります。


真田信繁

高校2年生

趣味は本とアニメ

高校2年生の夏、事故で両親を亡くす

祖母以外に親族はいない

親の職業柄、お金の管理能力は超高校級

親が亡くなった時に買ったロト7で人生が変わる

預金残高:11億4千万円


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る