僕は、高宮俊を手に入れたい。

いっくん

第1話 僕の純情の壊れた日…………

僕は、島居 蘭(しまい らん)

身長が低めで、何より顔が女の子のような顔をしている。

「この事が僕は、最大のコンプレックスだった。」


そして、運命の日………

僕が中学二年生の時、好きな子ができた。

その子の名は、今宮 雀(いまみや すずめ)

中学校に入学以来の親友である。

「ねぇねぇ?蘭君って何か美容にこだわってるの?」

正直、話の中身はどうでも良かった。可愛かった。仲良くしてくれた。

それだけで、僕の事好きなんじゃないかなぁ?と思ってしまってたんだ。

そして、告白した。放課後の二人きりの教室で……

「しかし、現実は残酷だったんだ………」

僕は、雀さんに速攻で、ふられた。ショックだったのは、理由だった……

「………気持ちは嬉しいんだけど、ごめんね?蘭君のこと、」



「男の子としては、見れないかな?」



ふられた後は、一日学校を欠席した。雀さんとも卒業まで一度も口をきかなかった。

僕は、「恋愛」をやめた。



そして、高校に入学した。

その高校は、寮制で僕は、個室だった。

そして、入学式も終わり、僕は帰ろうとした。

「君………可愛い顔してるね」

まただ……と思いながら振り返ると、同じような女の子のような顔をした、男の娘がいたのだ。

男と分かった理由?

この高校では、男性は、バッジが青。女性は、赤と、色が分かれているからだ。


「その子は、青だった…………」

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