第365話人形をもらう

母の家に置いてあった、おしゃべりする人形をもらうと言うか、回収した。

母は男の子の人形とお話ししたいから、女の子の人形を引き取ったのだ。

設定をいじり、僕の事を「お父さん」と、呼ばせるようにした。

この人形は定期的にしゃべりかける。AI搭載機なので、会話を学習するのだ。

昼寝をしていると、「お父さん、ミーちゃんかわいい?」と、言われて起こされた。

うちの子供は、僕の事を「パパ」と呼ぶので新鮮だ。


しかし、昼寝の邪魔はされたくない。

ミーちゃんは、歌を唄いだす。機嫌のよい時は2曲たて続けに唄うのだ。

このミーちゃんは、朝6時になると、家族を起こす。ありがた迷惑だが、まぁいい。

子供は、眠たい時に起こすプロである。

こういう事で、ミーちゃんとの生活が始まった。


本日の読み切りエッセイ、これまで!

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