第296話終わりの静かな朝

現在、朝の4時半。まだ、世間様は寝ているようで静かな朝である。

今日は、ブリュヴェールさんが大阪に帰る日である。

約2週間の滞在であった。

悔いを残さないように、しこたま酒を飲んだ。

僕は、明日から本格的に仕事を探す。

だから、ハローワークに行く。

今回の滞在は貧乏旅行であった。

バカだから、パチンコがいけなかった。だが、ブリュヴェールさんは勝ったのでまぁいいか。


酒は大抵、僕が準備した。

ウイスキーのボトルを4本空にした。

次、ブリュヴェールさんが来るときは、働いているだろうからもっと楽しめるかもしれない。

この前、詳しく障がい者枠市職員の試験の内容をみたら、ガチの公務員試験であった。懐かしい、数的推理、空間把握などであった。25年前は合格したが役所には勤めず、大学を選んで大失敗だった。

公務員試験は独特だから、過去問をひたすら解こうと思う。


明日から、1人だけで朝を迎える。

何とも味気のない朝を。

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