第230話ひかりごけ

武田泰淳の「ひかりごけ」について調べた。

極寒の北海道で遭難し、衰弱死していく仲間の死体を食べて生き残った船長の話しだ。

当時、食人についての法律が無かったため船長は死体損壊になった。

刑法第37条が想定されるだろう。

カルネディアスの板と同じだ。


つくづく僕は幸せ者である。食事はあるし、雨風の心配ない賃貸マンションに住み、ビールを飲んだり、喫煙したり。

極限状態を味わった事がない。

もちろん、一時的にモク拾いをしたりした時もあったが。

それは、僕のお小遣いが1日500円だったからだ。弁当より、タバコを選択した。しかも、働いている時期にだ!


今はお金は養育費渡せば、残りは自由に使える。早く働きたいが、身体の調子が悪い。

ため息ばかりでる。

だから、YouTubeでホームレス動画を見て自分を戒めるのである。

そして、究極のひかりごけ事件。

体調は悪いが、まだまだ幸せ者である。


本日の読み切りエッセイ、これまで!


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