第164話新人バイト君

いつもの王将で、餃子とビールを注文した。注文を取ったのは新人バイト君。

彼を観察していたら、社員の男に注意されていた。

僕は黙って飲み、2本目を注文したがバイト君は理解していない。

いつもの、中国人に瓶ビール2本目を注文した。

大学生かフリーターだろう。

髪の毛は女性のように束ね、金髪である。

だが、そのバイト君は真面目で言葉遣いが丁寧である。


僕は思った。

君は偉い!と。だって働いているではないか。素晴らしい事だ。

僕は、無職の身。障害年金が無ければ死んでいた。

週2回ほど王将へ行き、1日1600円ほど遣う。

だが、それも終わりになるだろう。

就職したら、昼にはいけない。

瓶ビール2本でいい気持ちになった。

昼寝しよう。

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