第21話朝の挨拶

朝の6時半にアイスコーヒーとパンを買いに出掛けた。自転車で2分。

その道中、美容室の駐車場を掃除しているおじいちゃんがいる。

半年近く、仕事の邪魔してはいけないと、おじいちゃんの近くを無言で、通り過ぎていた。

1ヶ月前くらいに、一休みしているおじいちゃんに、

「おはようございます」

と、声を掛けると、

「あっ、どうも。おはようございます」

との返事が返ってきた。

それから、毎朝コンビニへ行く時は、おじいちゃんに朝の挨拶をしている。

今朝なんか、おじいちゃんが僕に手を振って、

「おはようございま~す」

と、挨拶してくれた。たぶん、僕はいつも、上下ジャージ姿だから分かるのであろう。

今日は、いい日になりそうだ。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る